【経緯】
2015年2月にカビ臭の問合せで臭気調査を実施。
結果、地下階の倉庫等にて発生しているカビによるカビ臭が躯体を経由し、
地上階の客室へ流入している事が確認されました。
対策案として、地下階の換気設備の改善、地上階客室のオゾン脱臭、
地下階の除菌防カビ作業を提案し、7月に作業を実施しました。

長野県にある温泉旅館内で、離れの客室が1階、2階と計4部屋あり、
一泊約￥25，000と高級な部屋ですが、5年ほど前に改築を行ってからというものカビ臭が発生するようになり、苦情が発生。

その後、部屋は使用されていませんでしたが、旅館の女将より寝かせるのは無駄と、調査及び対策依頼を建築会社経由でカルモアへ頂きました。

2015年2月に臭気調査を行い、カビ臭の発生箇所、流入経路等を解明。

調査結果としては、カビ臭の発生源は離れの地下にある倉庫及び廃材置き場であり、大量のカビが発生していたといったことでした。

また、地下階では漏水があり、一部水が滴っている状態であった為、湿度が上がり、大量のカビが発生していることが判明。

そして、そのカビ臭が、地下階の2重壁構造の躯体隙間を経由し、
地上階の1階、2階に客室へ流入している事が確認されました。

客室は換気扇を24時間稼働していたが、給気口が無く、入口扉も閉め切っていた為、
そのような躯体隙間から空気を引っ張り込む環境が5年も続き、客室内も猛烈なカビ臭でした。

その結果を基に、設計会社、建築会社と改善策を立案。

まずは、発生源の対策として、地下階の除菌、防カビ作業、調査時に発見した漏水箇所の復旧作業を実施。

除菌、防カビ作業

次に、地下階の部屋、地上階の客室に付着したカビ臭を除去する為に、
オゾンガスを用いた脱臭作業を実施。

オゾン脱臭作業

工程としては除菌防カビ作業＆オゾン脱臭作業で、客室の臭気はほぼ無臭レベルまで低減させる事が出来ました。

除菌、防カビ作業前後

また、地下階の換気改善工事を行い、室内の空気圧環境を改善した為に、客室へカビ臭が流入する事も無くなったことから、
翌週より、客室を開放し女将様も満足との報告を頂きました。

このような問題は、ただ調査をするだけ、ただ脱臭作業をするだけでは一時的にしか改善されないケースが多いです。

的確な調査、そこから導かれた結論、それを基にした対策案等、
全体を一つのコンサルティングとして行う事で、長年続いていた臭気問題を解決する事が出来るのです。

キーワード：カビ、除菌、防カビ、臭気調査、臭気対策コンサルティング、オゾン、脱臭

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