「市販の車用芳香剤に好みの香りがない…」
「車載アロマディフューザーがあるって聞いたけど、どんなものなんだろう?」
上記のようにお悩みではありませんか?
毎日の通勤や通学で車を使う方にとって、車内空間の香りは非常に重要です。特に、車特有のにおいやエアコンのにおいなど、どれだけ車をきれいに使っていても、一度気になってしまえばいつまでも気になってしまうものでしょう。
だからこそ、おしゃれな車載アロマディフューザーが気になるもの。
しかし、「小さな車だと香りが強すぎないか」「邪魔になったりしないか」と、普段使わないものだからこそ不安が大きいことも事実です。
本記事では、そんなお悩みを解消できるよう、香りの強弱を調整できるモデルや、設置場所に困らないコンパクトなディフューザーを中心に、その種類や選び方、利用する際の注意点まで詳しく解説します。
車内を自分好みの心地よい香りで満たし、毎日の運転を快適にするためのツールについて確認していきましょう。
車載アロマディフューザーの選び方
では、実際に車載アロマディフューザーを選ぶ際には、どのような点に気をつければ良いのでしょうか?
結論から言えば、以下3点に注目してみることが重要です。
- 設置のしやすさ
- 香りの強弱を調整できるなどの機能性
- 好みの香りの種類
特に香りにこだわりがある方は、機能性と利用できる香りの確認はマストです。ここから詳しく見ていきましょう。
設置のしやすさから選ぶ
車載アロマディフューザーを選ぶ際には、設置場所とサイズを考慮することが重要です。
限られた空間内での圧迫感を避けたい、または運転中の視界を遮ることを避けなければならないからですね。
車載ディフューザーの多くはコンパクトなサイズですが、安定して設置できる場所をあらかじめ確認しておくと運転中の転倒や落下を防げます。特に運転席周辺は、安全を確保するためにも視界を遮らないことが重要です。
自身の車のインテリアや使えるスペースを考えて、安全かつスマートに設置できるディフューザーを選びましょう。
ディフューザーの機能性から選ぶ
購入後に後悔しないためには、ディフューザーの機能性を確認しておくことが大切です。
特に、香りが強すぎないかが心配な場合は、「香りの濃さを調節できる機能」や「間欠運転機能(一定時間作動・停止を繰り返す)」があるモデルを選びましょう。
車内の空間は一般的にアロマデイフューザーを用いる空間より狭いため、香りの強さが調節できないモデルだと、最悪、気分が悪くなる恐れがあります。だからこそ、香りの強弱を調整できる機能は、快適なドライブ空間を保つ上で非常に重要になるのです。
ネブライザー式や超音波式のディフューザーの多くは、噴霧量や作動時間を細かく設定できるため、自身の好みに合わせた濃度調整が可能です。また、タイマー機能があれば、切り忘れを防ぎ、アロマオイルの無駄な消費も抑えられるでしょう。
なお、アロマディフューザーの種類によっては、簡単な加湿機能があるモデルも存在します。オートオン・オフ機能など細かな点までしっかり確認してください。
香りの種類・効果から選ぶ
アロマオイルは、種類によってリラックス効果や集中力アップなど、様々な効果が期待できます。
毎日の通勤・通学で車を利用しているなら、運転中の気分や目的地に合わせた香りを選ぶという方法もおすすめです。香りに期待できる効果について、以下で簡単に紹介します。
| 代表的な精油名 | 香りの特徴 | 香りに期待できる効果(精油によって異なる) |
|---|---|---|
| さっぱりとした爽やかな香りほのかな甘さを感じるものや苦みを覚える香りも |
|
| 甘く華やかな香り。香りの持続時間が長め |
|
| 製材所で出会うような、切り出された「木」の香り水分を含んだシダの香り。香りの持続時間が長め |
|
| 個性的な香りが多い刺激と温かみを感じる香り |
|
| 青々とした草原を思わせる香り。多くは清涼感を覚えさせる |
|
| 重め・濃厚な香りの傾向あり。強く香り、香りの持続時間も長め |
|
また、車特有のにおいやタバコ臭を消したい場合は、消臭・抗菌作用があるティーツリーなどもおすすめです。
香りの好みだけでなく、運転する時間帯や目的に応じたアロマオイルを選び、心地よいドライブ空間を作りあげましょう。
おすすめ車載アロマディフューザーをタイプ別で紹介!
では実際のところ、車に積める車載アロマディフューザーにはどのような商品があるのでしょうか?車の電源方式や設置場所によっても、最適なディフューザーは異なります。
そこでここでは、以下4つのタイプに分けておすすめ車載アロマディフューザーを紹介していきます。
- USB給電・充電式
- シガーソケット
- ソーラータイプ
- 給電が必要ない送風口に着けるタイプ
それぞれにある、車載アロマディフューザーだからこその特徴と一緒に見ていきましょう。
USB給電・充電式
USB給電・充電式のディフューザーは、ケーブルの取り回しがしやすく、設置場所の自由度が高いのが特長です。
コンパクトなサイズが多く、香りの強弱を細かく調整できるネブライザー式が豊富に揃っている点も大きな特徴です。
車用 ディフューザー

縦長でスタイリッシュなデザインが魅力的な車載アロマディフューザーです。
ごくシンプルなデザインは、ドリンクホルダーなどに設置しやすいサイズ感で車内のインテリアを損ないません。
香りの拡散方式はネブライザー式。香りの拡散が力強いネブライザー式ですが、3つの運転モードで車内空間に併せた香り濃度に簡単に調整可能。2400mAhバッテリー内蔵でコードレス使用も可能なため、香りが強すぎると感じる場合は、後部座席に置くなどの工夫も簡単です。
1回のフル充電で、100時間の連続稼働が可能なため、ディフューザーの充電回数も少なくて済むでしょう。
おすすめポイント
- 水なしネブライザー式でアロマオイル本来の香りを楽しめる
- 3段階の運転モードで香りの拡散を調整可能
- 2400mAhバッテリー内蔵で最大約100時間の長時間稼働
| 給電方式 | USB充電式 |
|---|---|
| 運転モード | 3段階(ミスト量調整可) |
| 連続使用可能時間 | 最大約100時間 |
| 各種機能 | - |
| 重量 | 370g |
| サイズ | φ680×H123mm |
| バッテリー容量 | 2400mAh |
超音波式

超音波霧化技術を採用したカーアロマディフューザー「F26」は、静音設計で運転を妨げません。車中泊をするような場面でも、稼働音に悩まされることはないでしょう。
本アロマディフューザーの最大の特徴は、スマートチップ搭載による自動オン・オフ機能がある点です。車両の振動状態を感知して自動で稼働するため、自分でスイッチを入れる必要がないのです。駐車時に自動でオフにもなるため、ディフューザーの切り忘れを恐れる必要もありませんよ。
おすすめポイント
- 3段階の運転モードで香りの強弱を細かく調整可能
- 超音波霧化でアロマ本来の香りを楽しめる
- スマートチップ搭載による自動オン・オフ機能あり
| 給電方式 | USB充電式 |
|---|---|
| 運転モード | 3種類 |
| 連続使用可能時間 | 最大約60日 |
| 各種機能 | 超音波霧化、静音設計、自動オン・オフ機能 |
| 重量 | 660g |
| サイズ | 166 x 91 x 142 mm |
| バッテリー容量 | ー |
アロマディフューザー

スタイリッシュなアルミボディ、噴霧口部分の部品に直接アロマオイルのボトルを取り付けるタイプとなっているため、液漏れの心配を極限まで低減したアロマディフューザーです。
4種類のカラーバリエーションをそろえているため、自身の好みや社内のインテリアに合わせたカラーをチョイスできます。最大80㎡まで香りの拡散ができるため、車内はもちろん、ご自宅での利用にもおすすめです。
おすすめポイント
- オイル漏れの可能性を極限まで下げた新設設計
- 3段階のミスト量調整機能で好みの香りの濃さにできる
- 4種類のカラーバリエーションをご用意
| 給電方式 | USB充電式 |
|---|---|
| 運転モード | 3段階 |
| 連続使用可能時間 | 最大約40時間(モードによる) |
| 各種機能 | 静音設計 |
| 重量 | 440g |
| サイズ | Φ960×H160mm |
| バッテリー容量 | ー |
https://item.rakuten.co.jp/energtech/b0964pw3fz/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0
水なし ネブライザー式

香りの噴出口が1つと2つの2タイプから選べる、車載アロマディフューザーです。噴出口が2つのタイプは、異なる香りに簡単に切り替え可能な点もうれしい特徴。
ごくシンプルなデザインながら、カラーバリエーションは9カラー。単純なカラー違いだけではなく、鏡面タイプや木目調など、車内インテリアに合わせたこだわりのチョイスができます。
水を使わずにアロマオイルを微粒子化して噴霧するネブライザー式を採用しているため、濃厚な香りを楽しみたい方におすすめです。
おすすめポイント
- 3段階の噴霧レベルで香りの強弱を細かく調整
- 噴出口が2つのタイプは香りの切り替えが簡単
- 全9種類のカラーバリエーション
| 給電方式 | USB充電式 |
|---|---|
| 運転モード | 3段階 |
| 連続使用可能時間 | 最大約84時間 |
| 各種機能 | 静音使用・タイマー機能 |
| 重量 | 308~363g |
| サイズ | φ69×H120mm(Bタイプ) |
| バッテリー容量 | 2400mAh |
リッチアロマディフューザー

水を使わないネブライザー式を採用し、精油本来の濃厚な香りを楽しめます。
アロマオイルのセットは、ボトルを本体にセットするだけと簡単仕様。シンプルな構造をしているため、お手入れもボトル交換時にさっと拭くだけと非常に簡単です。
アロマディフューザーを日常で使いたいと考えるのなら、お手入れの簡便さは大きな魅力といえるでしょう。
おすすめポイント
- 水なしネブライザー式で精油本来の濃厚な香り
- 3段階の噴霧量調整とタイマー機能で強弱をコントロール
- お手入れが簡単でストレスフリー
| 給電方式 | USB充電式 |
|---|---|
| 運転モード | 3段階 |
| 連続使用可能時間 | 最大36時間 |
| 各種機能 | タイマー設定(30分/60分/90分) |
| 重量 | 320g |
| サイズ | φ69×H120mm |
| バッテリー容量 | 2400mAh |
ラバロック ミニ

手のひらサイズ、他ではなかなか見ない円盤型のデザイン、落ち着いた真鍮色のトップは、おしゃれにこだわる方でも満足できるアロマディフューザーではないでしょうか。
給電方式はUSBケーブルによる充電式です。ただし、香りの拡散方法は、ラバロック(溶岩石)にオイルを垂らしてファンで香りを拡散する自然気化式なため、香りの広がり方は穏やかです。
香りに期待できる効果が気になるけれど、濃厚な香りは苦手だという方にピッタリなアロマディフューザーだといえるでしょう。
おすすめポイント
- 半径約1mと限定的な芳香範囲で香りがきつくなりにくい
- 直径85mm、厚さ3mmの超小型・軽量設計
- 空気清浄機能も備え、快適なパーソナル空間を演出
| 給電方式 | USB充電式 |
|---|---|
| 運転モード | 2段階 |
| 連続使用可能時間 | 約14時間 |
| 各種機能 | 空気清浄機能付き |
| 重量 | 約110g |
| サイズ | φ85mm、厚さ29.3mm |
| バッテリー容量 | 600 mAh |
シガーソケット
シガーソケット直結タイプは、ごくコンパクトなデザインのものが多いため、車内のインテリアに違和感を覚えることなく香りを楽しめる優れものです。
設置場所は固定されますが、車内の電源を安定して供給できる点も特徴だといえるでしょう。
ドライブタイムレザー

シガーソケットに直接差し込むファン式ディフューザーです。長さ93mm×直径20.6mm、重さ約25gの超コンパクト設計。
内蔵されているパッドにオイルを垂らして香りを拡散させるタイプになるため、使うオイルの量によって香りの濃度を調整できます。レザー調のシックなデザインで、車内のインテリアに高級感をプラスしてくれるでしょう。
おすすめポイント
- レザー調のおしゃれなデザインで車内の質感をアップ
- 2時間で電源が切れるオートオフタイマー付き
- 約25gの超軽量・コンパクト設計
| 給電方式 | 自動車用DC12Vアクセサリーソケット |
|---|---|
| 運転モード | - |
| 連続使用可能時間 | - |
| 各種機能 | 熱を使わないファン式 |
| 重量 | 約25g |
| サイズ | 長さ93mm×直径20.6mm |
| バッテリー容量 | - |
超音波式 アロマディフューザー

シガーソケットから給電するボトル型の超音波式ディフューザーです。
水とアロマオイルを使用して、細かなミストで車内を加湿しながら香りを広げるため、1つで2つの効果が期待できます。操作も1回タッチで加湿、2回タッチすればアロマ、3回タッチで電源オフと簡便仕様。
180度の回転で、加湿したい場所を的確に狙ってくれます。
おすすめポイント
- シガーソケットから給電で安定した動作
- 超音波式で車内の加湿も同時に行える
- シンプル設計で使いやすい
| 給電方式 | シガーソケット |
|---|---|
| 運転モード | 2種類 |
| 連続使用可能時間 | 2時間(自動オフ) |
| 各種機能 | 加湿機能、LEDライト |
| 重量 | - |
| サイズ | 57×56×164mm |
| バッテリー容量 | - |
各種車メーカーの純正パーツもあり
シガーソケットを直に使うなら、できるだけメーカー純正品が良いと考える方もおられるでしょう。そんな方には、実際にメーカーが出しているアロマディフューザーを活用する方法もおすすめです。
すべてのメーカーがディフューザーを扱っているわけではありませんが、自分の愛車に使えるものがあれば、購入を検討してみてください。以下、主な純正品として扱われている車載アロマディフューザーです。
| メーカー | 車種 | 香りの種類 |
|---|---|---|
| AUDI | 車種指定なし |
|
| BMW | 車種指定なし |
|
| メルセデスベンツ | 車種指定なし |
|
| MINI | 車種指定なし |
|
| 三菱自動車 | デリカD:5 |
|
| HONDA | ・NBOX ・NBOX custom |
|
ソーラータイプ
ソーラー発電タイプは、配線が一切不要で、ダッシュボードなど日当たりの良い場所に置くだけで使用できるアロマディフューザーです。
電源コードがないため、車内をスッキリと保ちたい方におすすめできます。
車用芳香剤 高級カー用品 2025

ソーラー発電で内蔵の香りを自動で拡散するディフューザーです。
ソーラー部分は航空グレードのパネルを搭載。静かな給電、静かなファンで上質なアロマを車内空間にぜいたくに香らせます。
アルミ合金製の高級感あるデザインも目を引く特徴。フランス産天然香料を使用し、SGS無害承認も取得しているため、小さなお子様を乗せる車での使用も安心です。
おすすめポイント
- ソーラー発電式で配線が不要
- アルミ合金製で高級感のあるデザイン
- 自動回転式拡散で効率的に香りを広げ、香りの強弱調整も可能
| 給電方式 | ソーラー発電 |
|---|---|
| 運転モード | 2種類 |
| 連続使用可能時間 | - |
| 各種機能 | - |
| 重量 | 270g(梱包時) |
| サイズ | 185 x 109 x 34 mm |
| バッテリー容量 | - |
2025新型4Dシンクロ香り体験

USB充電に加え、ソーラー発電にも対応したハイブリッドモデルです。富士山の景観をイメージした内装が大きな特徴。
800mAhバッテリー内蔵で、3段階の運転モードとタイマー機能により、香りの広がり方を細かくコントロールできます。また、自動オン・オフ機能を搭載しているため、手動で電源を入れなくても車のエンジン始動に合わせて香りを拡散してくれます。
おすすめポイント
- ソーラーとUSB充電のハイブリッドで電源に困らない
- ネブライザー式で水を使わず香りを力強く拡散
- 3段階の運転モードで香りを調整可能
| 給電方式 | USB充電式 / ソーラー発電併用 |
|---|---|
| 運転モード | 3段階 |
| 連続使用可能時間 | - |
| 各種機能 | 自動オン・オフ機能 |
| 重量 | 200g |
| サイズ | φ101×H51mm |
| バッテリー容量 | 800mAh |
給電が必要ない送風口に着けるタイプ
給電が必要ない送風口装着型は、最もコンパクトで設置が簡単なタイプです。
一般的な車用芳香材と同じく、エアコンの風に乗せて香りを広げてくれます。給電が必要なアロマディフューザーほど本格的でなくて良い、でも好みの香りを楽しみたいという方にピッタリなタイプです。
アロマディフューザー 車用

エアコンの吹き出し口にクリップで簡単に取り付けられる、自然気化式ディフューザーです。
クリップの上下に空いた隙間から香りが拡散されるため、運転手や同乗者の顔にじかに香りが向かってくることがありません。上下から、ふわりと柔らかな香りを感じることができるでしょう。
天然木を採用した温かみのあるデザインは、どんな車内のインテリアにも違和感なくマッチしてくれるはずです。
おすすめポイント
- 送風口クリップ式で設置が簡単
- 非常にコンパクトで視界を遮らない
- アロマパッド交換式で手軽に香りをチェンジ
| 給電方式 | USB充電式 |
|---|---|
| 運転モード | 3段階(ミスト量調整可) |
| 連続使用可能時間 | 最大約100時間 |
| 各種機能 | - |
| 重量 | 370g |
| サイズ | φ680×H123mm |
| バッテリー容量 | - |
LC AROMA VENT

もっとスタイリッシュに、またはアロマディフューザーを目立たせなくないという方におすすめとなるアロマディフューザーです。
シンプルな造形ながら、車内にマッチするようなカラー展開を行っています。エアコンの送付口に着けるタイプなので、黒系のディフューザーを選べば背景に溶け込んで目立つことがありません。一方、レッド・シルバーなどを選べば、車内インテリアのアクセントになってくれるでしょう。
本体左部をひねることで、香りの濃度調整も可能。小さくシンプルなアロマディフューザーながら、細かな工夫が光ります。
おすすめポイント
- 天然木製で車内をおしゃれに演出
- マグネット脱着式でオイル補充が簡単
- エアコンの風で穏やかに香りを拡散
| 給電方式 | - |
|---|---|
| 運転モード | -(香りの強さ調整は4段階) |
| 連続使用可能時間 | -(アロマの種類・量による異なる |
| 各種機能 | - |
| サイズ | φ14×W83mm |
| バッテリー容量 |
アロマクリップ

アロマ専門ブランドである「生活の木」が提供する、エアコン送風口用のアロマクリップです。
不織布パッドにエッセンシャルオイルを染み込ませて使用するため、染み込ませるオイルの量によっても香りの濃度調整が可能。本体重量約22gと非常に軽量コンパクトな円形で、邪魔にならないデザインです。
また、LC AROMA VENTと同じく、こちらも本体をひねることで香りの強弱が調整できるため、飽きの来ない香りを長く楽しめるでしょう。
おすすめポイント
- 本体重量約22gと超軽量で送風口への負担が少ない
- 生活の木のエッセンシャルオイルとの相性が良い
- 非常にコンパクトな円形で邪魔にならないデザイン
| 給電方式 | - |
|---|---|
| 運転モード | -(香りの強さ調整は5段階) |
| 連続使用可能時間 | -(アロマの種類・量による異なる |
| 各種機能 | - |
| 重量 | 約22g(本体重量) |
| サイズ | φ13×80mm |
| バッテリー容量 | - |
車載アロマディフューザーとは?種類を解説
車載アロマディフューザーとは、文字通り車に乗せられるアロマディフューザーのこと。そして、一般的な車用芳香剤やアロマディフューザーとの違いは、以下のような点が挙げられます。
- ディフューザーによって香りを意図的に拡散できる
- 使用する香りの選択肢が異なる
- 給電方式の違い
まずは基本となる知識を確認していきましょう。
ディフューザーによって意図的に香りを拡散できる
アロマディフューザーと車用芳香剤の大きな違いは、香りの拡散方法です。基本的に芳香剤は、香り成分を気化させることで、空間に香りを拡散させます。
カー用品店やドラッグストアなどで見る、ダッシュボードに置くだけ、またはエアコンの送風口にクリップで挟むようなタイプのものですね。これらはごく手軽に利用できますが、アロマディフューザーと異なり、香りの持続時間が短いというデメリットがあります。
また、香りの強弱をつけられないため、設置してからの時間が短いときは、香りがきつすぎると感じることもあるはずです。一方、車載用に限らず、アロマディフューザーは香りの強弱をつけられるモデルがほとんど。何より、比較的香りの持続時間が長いという点も大きなメリットになります。
なお、一般的なアロマディフューザーの拡散方式は主に4種類あります。
| アロマディフューザー | 拡散方法 | 特徴 |
|---|---|---|
| ネブライザー式 | アロマオイル自体を圧力によって霧状にして空気中に拡散する | ・アロマオイル、フレグランス自体を噴霧するため、 雑味がなく濃厚な香りを楽しめる・アロマオイル、フレグランスの減りが速い |
| 気化式(アロマストーン・リード式) | アロマオイルが気化することで香りを拡散させる | ・電気・火を使うことなく、ほのかな香りの広がりを楽しめる ・香りが弱い、広い空間に対応しにくい |
| 加熱式 | 火や電熱を用いて、アロマオイルを熱して香りを拡散させる | ・香りと併せて光や炎の揺らぎを楽しめる ・オイルに熱を通すため香りの変性が起こる可能性あり |
| 超音波式 | オイルを含んだ水を、超音波振動によって空気中に拡散させる | ・光や音楽と併せて楽しめる製品もあり ・水を使うため、衛生面に注意が必要 |
車載用として人気が高いのは、香りの調整がしやすく液漏れの心配が少ない「ネブライザー式」と、手軽に使える「気化式」です。
ネブライザー式は、アロマオイルを微粒子化して噴霧するため、車内全体にしっかりと香りを広げたい方や、香りの強さを細かく調整したい方に適しています。
一方、気化式は、アロマパッドやスティックにオイルを染み込ませ、自然に、またはファンで香りを広げる方式で、電源不要のものも多く扱われています。強い香りが苦手な方や、小さな車で圧迫感を避けたい方にぴったりだといえるでしょう。
使い始めから、心地よい車内空間を演出したい方にとって、車載アロマディフューザーは使い勝手の良いツールだといえるのです。
車載アロマディフューザーと車用芳香剤の違い
車載アロマディフューザーと、市販の車用芳香剤の大きな違いに「香りの種類」も挙げられます。
基本的に一般的な芳香剤で使われているアロマとは、科学的に合成された香りです。
ピンポイントで演出したい香りを作り出せる上に、材料によっては費用を抑えられるため、大量生産が可能な点が大きな強み。反面、科学的に作られた香りだけを用いた芳香剤は、香りに奥行きを感じられず飽きが来るのも早いという特徴があります。
一方、アロマディフューザーでは、ディフューザーに使うアロマを選べるケースも多いため、天然成分100%のエッセンシャルオイルを使ったり、高品質なフレグランスを利用したりすることもできます。エッセンシャルオイルや、高品質なフレグランスを用いれば、香りに期待できる実際的な効果を実感することもできるでしょう。
例えば、ラベンダーなどフローラル系の香りでリラックス効果を、シトラス系の香りで集中力アップなど。
単純に車内空間を心地よい香りで満たすだけではなく、香りが持つ効果を期待できる点も芳香剤とアロマディフューザーの違いといえます。
車載アロマディフューザーは給電方式が異なる
車載アロマディフューザーと、一般的なアロマディフューザーでは、一部、給電方式が異なるものもあります。
車載アロマディフューザーの主な給電方式は以下の通りです。
- USB給電・充電タイプ
- シガーソケットから直に給電するタイプ
- ソーラー発電タイプ
USB・充電式タイプは一般的なアロマディフューザーにも採用されているため、車載アロマディフューザー特有となるのは「シガーソケット・ソーラー発電タイプ」ですね。
どのタイプを選ぶかは、自身の車の環境や、ディフューザーを置きたい場所によって決めることになります。
タイプ
USBポートから電力を得るタイプと、内蔵バッテリーに充電してコードレスで使用できるタイプです。
USBポートを別途設置できるのであれば、車内の好きな場所に設置できるようになるでしょう。充電タイプであれば、配線を気にする必要がありません。
タイプ
シガーソケットに差し込むだけで使用できる最もシンプルな給電方法です。
シガーソケットに直接差し込むことになるため、ごくコンパクトなデザインが多いことも大きな特徴です。ただし、シガーソケットの位置が固定されるため、設置場所は限られます。
タイプ
太陽光や車内の明かりを利用して発電・作動するタイプです。
配線が一切不要で、電気代が別途かからない点が最大のメリットだといえます。ただし、発電量によってはファンの回転力が弱く、香りの拡散が他のタイプに比べて劣る場合があります。
車載アロマディフューザーを用いるメリット
おすすめの商品について解説してきました。様々なアロマディフューザーがあるため、一つはお気に入りが見つかったのではないでしょうか?
では、実際のところ、車載アロマディフューザーを用いることに、何かメリットは存在するのでしょうか?香りを楽しめることはもちろんですが、他にもメリットがあるのなら、よりディフューザー選びも楽しくなるはずです。
ここからは、車載アロマディフューザーを用いるメリットについて見ていきましょう。
アロマの効果で運転をスムーズに
アロマオイルが持つ効果は、ドライブの質を高め、運転をよりスムーズにしてくれます。
例えば、毎日の通勤や渋滞でイライラしやすいときには、ラベンダーやオレンジ・スイートなど、リラックス作用がある香りを選べば結果的に安全運転につながるでしょう。
また、長距離運転で眠気を感じやすいときや、朝の運転で頭をシャキッとさせたいときには、ペパーミントやレモン、ローズマリーといった集中力を高めたり、リフレッシュさせたりする作用のある香りがおすすめです。
アロマの香りを上手に活用できれば、運転中の心理状態をコントロールしやすくなり、毎日利用する車内を快適で安心できる空間に変えられます。芳香剤のように香りがきつすぎる心配がないため、香り関係のツールを敬遠していた方でも試しやすい点もメリットといえます。
車内の衛生を保つ一助になる
車載アロマディフューザーは、車内の空気をきれいに保つ一助となります。
車内特有の不快なにおいの主な原因は、汗や食べ物のにおいがシートに染み付いたものや、エアコン内部のカビ臭などが挙げられます。どれだけきれいに乗ろうとしても、生活の一部になっている車を常にきれいに保つことは難しいもの。
そんなときこそ、アロマオイルの消臭・抗菌作用が役立ってくれるはずです。アロマオイルの中には、ティートゥリー、ユーカリ、レモンなど、消臭作用や抗菌作用を持つ成分が含まれているものもあるのです。
これらのアロマをディフューザーによって車内に拡散させることで、嫌なにおいをただ上書きするのではなく、においの元となる雑菌の繁殖を抑えたり、空間を浄化したりする効果が期待できます。
また、雨の日や湿気が多い時期に気になるエアコンのにおい対策としても有効です。気管支が弱い、小さなお子様がいるご家庭などでも安心して利用できるでしょう。
自分好みの香りを楽しめる
車載アロマディフューザーの最大の魅力の一つは、アロマオイルを交換することで、その日の気分や目的に合わせて香りを自由に変えられる点です。
市販の消臭芳香剤は香りの種類が限られており、好みの香りが見つからない「芳香剤ジプシー」になりがちです。しかし、アロマオイルなら、精油メーカーが提供する豊富なラインナップの中から、自分だけの好みのブレンドを作り出すことも可能になります。
例えば、仕事の日は集中力を高めるシトラス系、休日はリラックスできるウッディ系、といった使い分けが手軽にできるようになるでしょう。
ただし、アロマディフューザーのモデルによっては、手軽に香りの交換ができないケースも考えられます。香りを気分に合わせて変えたいと考えている場合は、事前に香りの交換が手軽にできるディフューザーかどうかも確認しておきましょう。
車載アロマディフューザーを用いるデメリット・注意点
車載アロマディフューザーには、様々なメリットがありますが、メリットだけしかないということはありません。
車載アロマディフューザーに限らず、ツールを上手に利用するには、偏った情報だけを妄信してはいけないということですね。
快適な利用・購入後の後悔を避けるためにも、事前にデメリットや注意点も把握しておきましょう。ここから詳しく解説していきます。
リラックス効果が高すぎるアロマは車載用には向かない
まず知っておくべきポイントは、車載アロマディフューザーそのものではなく、アロマオイルを選ぶ際の注意点です。
リラックス効果が高すぎるアロマオイルは、車載用には向かない可能性があります。単純に、リラックスしすぎて運転に必要な注意力が低下する懸念があるからですね。
例を挙げれば、ラベンダーやカモミールなど。これらは高い鎮静作用を持つため、アロマテラピーでは不眠症対策などにも用いられるアロマです。事実、マウス実験の段階ではありますが、ラベンダー精油に含まれる有効成分が睡眠障害を改善させる効果が期待できる(※1)と発表されている論文も存在します。
もちろんアロマを使えば、たちどころに眠ってしまうというわけではありません。そもそも、香りは個人による嗜好性が非常に高いため、リラックス効果が期待できるアロマであっても、好みに合わなければ効果が期待できないと考える研究者もいるのです。
そのため、大切なのは特定の香りに対して、自分がどのように感じるのかといった点です。この点を加味した上で実際に利用する前に香りを試してみましょう。覿面にリラックスできる、安心して眠くなりそう…と感じるような香りは避けた方が無難です。
アロマオイルを車内に放置しない
使用しないアロマオイルのボトルは車内に放置しないように注意しましょう。
アロマの劣化を早める恐れや、オイルボトルの破損の懸念があるからです。
特に夏場の車内は非常に高温になり、ダッシュボードの上では70℃を超えることもあります。このような極端な高温環境に長時間さらされると、アロマオイルは劣化し、本来の香りを楽しめなくなってしまいます。
また、ボトル自体が高温で膨張し、漏れ出したり、最悪の場合は破損したりする危険性も考えられます。
そのため、アロマオイルはディフューザーに補充したら、ボトル自体は自宅で管理するという習慣をつけるようにしましょう。アロマオイルを適切に管理できれば、その分香りを楽しめる時間も延びていきます。
同乗者への配慮も必要
アロマは自分だけが楽しむものではなく、同乗者にも影響を与えます。そのため、香りの強さや種類について、同乗者への配慮を忘れないようにしましょう。
特に、拡散力が高いディフューザーをチョイスすると、車内全体に簡単に香りが広がります。この点はメリットである反面、同乗者にとっては香りがきつすぎると感じる原因になりえるでしょう。
また、アロマオイルの中には、妊娠中の方や小さなお子様、ペットなどに対して使用を避けるべき種類もあります。使用前に、同乗者に苦手な香りがないか、また、使用しても問題のない成分かを確認することが大切です。
頻繁に人を乗せることがあるのなら、同乗者の好みを反映してあげる方法もおすすめです。上記でも触れたように、香りの嗜好性は人によって大きく異なります。自身以外にも同乗者がいるのであれば、自分だけの好みで選ばないよう注意しましょう。
まとめ
ここまで、車載アロマディフューザーの種類や選び方、おすすめの車載アロマディフューザー、そして利用する上でのメリット・デメリットについて詳しくご紹介しました。
思った以上に様々な種類、メリットを得られるとわかっていただけたのではないでしょうか。
運転中の車内は、世間とダイレクトにつながっているのに、プライベートでもある中々特殊な空間です。一歩間違えれば、大きな事故につながると考えれば、どれだけ運転に慣れている方でも緊張する場面が出てくることも多いでしょう。
そんなときでも、香りによって心地よい空間を演出できれば、少しは心を慰めてくれるはずです。車載アロマディフューザーを利用して、小さなお気に入りの空間を作ってみましょう。






