超高級ホテルへオリジナル香料をご提案!空間フレグランスの導入事例

高級ホテルへオリジナル香料をご提案!空間フレグランスの導入事例

今回ご紹介するのは、空間フレグランス「シュヴァリテエール」のホテルへの導入事例です。

奈良県にある高級ホテルのオープン前に香りのコンサルティングをご依頼いただきました。

カルモアでは、ホテルのコンセプトに合わせてオリジナルで香料を配合しご提案させていただきました。この記事では、お客様の目的やご提案内容について詳しくご紹介していきます。

課題
  1. ホテルオープンまで時間がないが間に合わせたい
  2. 高級ホテルのラウンジでストーリーを感じる香りのおもてなしをしたい
  3. インテリアや空間にあった雰囲気のディフューザーが欲しい
解決策
  1. 他社には断られた期間でも、自社独自ルートにより香料の短期開発
  2. 「奈良らしさ」を表現するため吉野檜を加えたオリジナル香料の調合
  3. ホテルのインテリアを邪魔しないディフューザーの選定

お客様の課題と目的

ホテルのオープンまでに「奈良らしい香り」で宿泊者をもてなす空間にしたい!

ご依頼いただいたのは、奈良県にホテルのオープンを予定していた企業様。

宿泊者の半数以上が外国人の富裕層という想定をされており、このターゲットをもてなすためにラウンジでオリジナルの香りで「奈良らしさ」を演出したいとのご希望でした。

ホテルのラウンジは、チェックイン時にお客様が滞在するホテルにとっては顔となる空間です。

ラウンジの内装

当ホテルではラウンジでウェルカムドリンクを提供するなどおもてなしにこだわっており、それにふさわしい香りによる演出が必要とされていました。

お客様の方では、当社以外のフレグランスもご検討されていましたが、他社ではオリジナルでの香料の調合は納期の関係で間に合わず、また、当社が最もコンセプトに合わせた香りをご提供できたことから、当社をお選びいただいたとのことでした。

カルモアが行ったこと

ご希望の納期に対応するため電話でヒアリングを実施

納期は、ホテルがオープンするまで非常にタイトなスケジュールだったため、今回のお客様のご要望、さらには新しくオープンするホテルの概要などを伺い、独自ルートを利用することで短期間で香料の試作品を開発。

お客様がご希望する「奈良らしさ」を表現するための世界にひとつだけの香りづくりに取り掛かりました。

オリジナルで香りを調合し「奈良らしさ」を表現

応接室のイメージ

今回、お客様がご希望されているのは「奈良らしさ」のある香りで、ラウンジに滞在する宿泊者をおもてなしすること。

当社では、この「奈良らしさ」をどう表現すればいいか、お客様とヒアリングを行うことで方向性を固めていきました。

そして、たどり着いたのは奈良県において古くより親しまれている木材である「吉野檜(よしのひのき)」をメインとした香りでした。

そして、3種類の香りのサンプルを作成し、お客様にご提案させていただきました。ご提案したのは、

ご提案の香りの種類
  • 1.吉野檜をメインとした「檜の奏」
  • 2.ゼラニウムを調合した「森のはじまり」
  • 2.大和橘を調合した「悠久の庭園」。

このそれぞれのコンセプトによって、宿泊者の方から「この香りはなんですか?」と質問された際に、ホテルスタッフの方が説明しやすいように香りをつくっていきました。

最終的に、お客様から選ばれたのは「1.檜の奏」へ更に檜感を加えた香料で、吉野檜が醸し出すウッディー系の香りを大変ご好評いただくことができました。

また、宿泊者に香りを説明しやすいようオリジナル香料による効果・効能をまとめ、ホテルでご活用いただきやすくご提案させていただきました。以下は、そのまとめです。

①伝統や風習へのリンク・・・吉野檜(檜)は日本の文化や伝統に根付いた木材であり、古くから神社や寺院、祭りなどで使用されてきました。香りを通じ、日本の風習、風情に触れることができるかもしれません。

②リラックス効果・・・心地よい香りが不安や緊張を和らげ、ストレスの軽減に繋がり、リラックス効果が期待されます。

③抗菌・防虫効果・・・吉野檜(檜)、パチュリには抗菌や防虫効果があると考えられます。これによって、室内の空気中や周囲の環境を清潔に保ち、害虫を寄せ付けない効果が期待されます。

④睡眠の質向上効果・・・安らかな香りがリラックスを促し、自然な睡眠を促すことで睡眠の質を向上させる効果が期待されます。

4種類のディフューザーからご希望に合わせた最適な1台を選定

今回ご提案させていただいたディフューザーは、フレグランスを横向きに噴霧できるSA-W-300です。

最初は、拡散力の高い中・大規模スペース用ディフューザーであるSA-F-500を試しましたが、ラウンジでは少し稼働音が気になり、出来るだけ音が少ないディフューザーに変更。

次に試したのが、シュヴァリテエールのディフューザーの中でも最も小型なSA-F-150を2台設置する方法。しかし、ラウンジに目立たないようディフューザーを設置するには床置きが望ましく、SA-F-150は床置きを推奨していないタイプだったため、こちらも断念。

美しい景観を保持留守スマートなデザイン性

そこで、2つの中間のサイズであるSA-W-300を試すことに。SA-W-300はSA-F-500と比較して静音性があり、拡散力も期待以上に発揮することができたため、SA-W-300を導入することに決まりました。

このように、カルモアではお客様のご希望や空間の空気の流れなどに合わせて、柔軟に最適なディフューザーをご提案することが可能です。

導入後の効果

「オリジナリティがあり香りもいい」

今回、短期でのオリジナル香料での納品希望の難しいご依頼ではありましたが、ホテルオープンまでに香りを完成させ、無事に納品することができました。

完成した香りに関して、お客様からは「建物の雰囲気を邪魔しない、ほのかに香る吉野檜の香りを表現できていると思います」、「カルモアにはオリジナリティがあり香りもいい」といったお喜びのお声をいただくことができました。

カルモアでは、空気専門のプロによるコンサルティングによって建物が完成していない段階でも、お客様のご希望に合わせた香りのコンサルティングが可能です。

ホテルにおける香りのおもてなしをお考えの方は、ぜひ一度カルモアまでご相談ください。日本全国対応で、海外もご相談に応じます。

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