高級ホテルがアロマを使用する理由は?効果や自宅での活用方法も紹介

高級ホテルがアロマを使用する理由は?効果や自宅での活用方法も紹介

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ロビーに足を踏み入れた瞬間に香る、優しい香りや華やかな香り。特に高級なホテルでは、お客様へのより良いサービスのため、従業員の教育や調度品だけではなく嗅覚に訴える「アロマ」にも力を入れています。

もちろん良い香りはそれだけで歓迎できるものですが、実際のところ、ホテルが香りにこだわる具体的な理由は何なのでしょうか?本記事では、高級ホテルがアロマを利用する理由から、どんな香りを採用しているのかまでご紹介します。

高級ホテルがアロマを使用する3つ理由とは?

そもそも高級ホテルがアロマを利用する具体的な理由には何があるのでしょうか?ホテルで利用されているアロマそのものの種類の前に、アロマを用いる理由、またアロマのメリットについて解説します。

01プルースト効果でリピート率UP

特定の香りをかいだ瞬間に、古い記憶を呼び起こされた経験はありませんか?人の嗅覚は不思議なことに、香りをかぐことで昔の記憶を鮮やかに呼び覚ます特性があります。

妙に懐かしい記憶を思い出し、ノスタルジックな気持ちになる現象は「プルースト効果」と呼ばれ、医学上でも確認されているものです。高級ホテルでアロマを用いる理由の一つには、このプルースト効果を利用して、顧客のリピート率を上げる狙いがあります。

ホテル利用時に香っていたアロマと似た香りをかぐことで、ホテルのことを思い出しやすくなるのです。プルースト効果を利用したマーケティング例としては、DM(ダイレクトメール)の利用が代表的なものでしょう。

ロビーやラウンジで用いている香り付きのDMを送ることで、顧客の情動に強く訴えかけることが可能です。

02精油で効果を選べる

多くの場合、香りで空間を演出する際に使われているのは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)です。精油には原料となった植物によって、様々な効果が期待できるとされています。

代表的なものではラベンダーのリラックス効果、オレンジスイートのポジティブな気分に導いてくれる効果など。もちろん他にもたくさんの効果があるので、ホテルのイメージやアロマを導入したい目的に合わせて精油を選べます。

ホテルの部屋ではリラックス効果が高いものを、お土産など物販コーナーでは購買意欲を高めやすいとされる香りを使うなども可能です。

03ブランドを記憶してもらいやすくなる

特定の香りをブランドの香りとすることで、お客様に印象深くブランドそのものを覚えてもらえる効果も期待できます。ホテルに訪れたときはもちろん、ホテル外でアロマに出会ったときもホテルで過ごした時間を思い出してもらえるでしょう。

嗅覚を知覚する部位は、脳の中でも感情や記憶をつかさどる部位の近くに存在します。お客様とホテルの関係が、利害関係だけではなく、感情に根差した結びつきを持てる点も大きなメリットです。

ホテル独自のアロマを利用しているのであれば、関連商品として売り出すことで、より高いプルースト効果も期待もできます。またお客様がブランドの香りを身に着けることで、ホテル側が何もしなくても、香りそのものが宣伝としての役割を果たす効果も期待できるでしょう。

ホテルで利用されるアロマの種類と効果

精油を用いることで、様々な効果が期待できると触れました。では実際にどんな効果が期待できるのでしょうか?アロマの種類別、ホテルに利用する際に期待したい効果など解説します。
シトラス系
オレンジスイートやレモン、ベルガモット、グレープフルーツなど、ホテル以外でも利用されることが多い、代表的なアロマといえるのがシトラス系でしょう。果物のうちの一つの系統でありながら、香りの種類が豊富で、老若男女問わず万人受けしやすい点も大きな特徴です。

シトラス系のアロマで期待できる効果は、リラックス&リフレッシュ、緊張をほぐす効果、安眠、心を前向きにしてくれる、抗菌作用など。心に働きかける効果から実際的な効果まで、幅広く役立てられるアロマです。

フローラル系

ラベンダー、ネロリ、ジャスミン、ゼラニウム、ローズなど。シトラス系より甘めな香りが多く、特に女性人気が高い香りだといえるでしょう。一言でフローラル系といっても、香りの系統が幅広く、すぐに消える軽い香りから重く官能的な香りまで選択が可能です。

種類が多いことから期待できる効果も幅広く、リラックス&リフレッシュ効果から、自信を持たせる、不安を鎮め安眠に導く効果などが挙げられます。

ウッド系

ティートゥリー、ヒノキ、サンダルウッドなど。名前の通り森林浴をしているような、奥深い清涼感を覚える香りで、持続時間が長いことから香水のベースにも利用されます。香りの抽出は主に葉、枝、樹皮からとなり、抽出カ所や木の種類によって香りが異なる点が特徴です。

期待できる主な効果はまさに森林浴をしたときのような、リラックス&リフレッシュ効果といえるでしょう。気分が沈んでしまったとき、ストレスがたまったときなどに効果的とされます。

ホテルのどんなフロアで使用されるかを紹介

では実際の高級ホテルでは、どんな香りを各フロアで利用しているのでしょうか?ホテルのイメージやコンセプトにあわせたアロマとはどういうものか、使い方の一例をご紹介します。

ロビー・エントランスの演出に

ホテル/ロビー
ロビーやエントランスはホテルの顔ともいえる場所ではないでしょうか。ホテル内に一歩踏み入れる最初の空間であり、ホテルの印象を決める際にも重要なフロアです。

ホテルとは旅行や仕事など理由は様々であったとしても、非日常の場所であることに変わりはありません。だからこそ、ファーストインプレッションを決める場所として、香りの選択も慎重になる必要があります。

「ザ・リッツ・カールトン東京」では、グリーンシトラスと呼ばれるオリジナルの香りを調合。グリーンティーをベースにレモンやローズ、アンバーを合わせ、美しい日本庭園を思わせつつ、どこかモダンな香りを漂わせているのだそう。

西洋と東洋、伝統と革新など、ホテルのコンセプトである「EAST MEETS WEST」を見事に表現した香りだといえるでしょう。

②ラウンジをゆったりとした空間へ

ホテル/ラウンジ
ホテルで宿泊をしなかった場合でも、ラウンジを利用される方も多いでしょう。エントランスの香りはラウンジでも十分に香るので、上質な空間をよりゆったりとくつろげる場所にしてくれます。

エントランスとラウンジだけではなく、レストランやバーも同じ空間内に存在する「東京マリオットホテル」で利用されている香りは、カシスとシトラスの瑞々しい香りをベースにした「ATTUNE」。

マリーンノートにフローラル系、ホワイトセージやムスクなど、多様な香りを用い、記憶に残る香りに仕上げているのだそうです。様々な香りを絶妙な加減で調合することで、上質さと共に外界と隔てられたような空間を演出しているといえるでしょう。

自宅でホテルのアロマを活用する方法

ホテル特有の華やかな、または落ち着くアロマをできれば自宅で利用したいと考える方も多いでしょう。実は、ホテルのアロマは自宅で香らせることも可能です。ここでは簡単にホテルのアロマを自宅に取り入れる方法をご紹介します。

アロマオイルで自宅をホテルに

ホテルによっては、利用している香りをアロマオイルやフレグランススプレーとして販売しているケースが多々あります。ホテルの物販コーナー、またはネット通販でも手に入れられることがあるので活用してみましょう。

一つ目のおすすめはディフューザー。スティックタイプのものが多く、飾るだけでアロマを楽しめる手軽さも大きな魅力です。日常的に自宅でアロマを楽しみたいと考える方に、ピッタリのアイテムです。

キャンドルでアロマを楽しむ

キャンドル
自宅でホテルのアロマを楽しみたいけれど、ペットや香りに敏感な家人がいるから心配だと感じる方に。2つ目のおすすめはアロマキャンドルです。火を付けなければ香りはごく控え目なので、特定の部屋に置いておけば必要以上に香りを拡散させる心配がありません。

また、バスタイムにアロマキャンドルを活用すれば、香りと柔らかな灯りの2重の癒し効果も得られるでしょう。

ホテルへの業務用アロマディフューザー導入事例

ホテル:スイートルームへの事例

BIO-RESORT HOTEL&SPA O Park OGOSEBIO-RESORT HOTEL&SPA O Park OGOSE様の最上の空間であるスイートルームに導入頂いた事例となります。

天然香料を使用した老若男女問わず好まれやすい香りと、拡散力の調整や空調のノウハウにより適切なお部屋にだけ香りの演出できることを評価頂き選んでいただきました!

当社ディフューザー導入の効果

  • 老若男女問わず好みが別れにく香りで高級感をプラス
  • リラックス環境にだけ香りが届くように調整
  • プルースト効果でお客様の記憶に残る演出を

ホテル:大空間エントランスへの事例

ホテルフラッグス諫早様観光地へのアクセスがしやすく長崎県を堪能することができる好立地のホテルフラッグス諫早様の大空間エントランスに導入頂きました。

元々他社様の業務用ディフューザーを使用していたようなのですが、エントランス全体に香りが広がらず、香りも単調のため弊社ディフューザーをお試し頂きました。

導入後には天然香料ならではの香りの良さと、弊社業務用ディフューザーの香りの拡散力をご評価いただき。お客様からも「いい香りがする」と好評のようです。

当社ディフューザー導入の効果

  • お客様だけでなく、従業員からも好評な空間へ
  • 大空間のエントランス全体にラグジュアリーな香りの演出を
  • 単調な香りから複雑で高級感のある香りへ

ホテルのアロマディフューザーおすすめ3選(市販用)

自宅でもホテルのアロマを楽しめることが分かった後は、では実際にどこでどんなアロマが手に入れられるのか?が問題になるでしょう。ここではおすすめのアロマディフューザー3選をご紹介します。

エッセンス リードディフューザー

シャングリ・ラ ・ホテル

世界中のシャングリ・ラ・ホテルで使われている、オリジナルアロマが楽しめるディフューザーです。ベースノートにバニラやビャクダンを使い、甘く柔らかな香りが心を癒してくれるでしょう。トップにベルガモットなどシトラス系も採用されているので、甘すぎず男女を問わない人気のアロマです。

Experience

コンラッド東京

コンラッド・ホテルズ&リゾーツでは3種類のオリジナルアロマを展開。中でも東京で使われているアロマが「Experience」です。ゆずやベルガモット、オレンジなど柑橘系の香りと、ラベンダー、ウッドなど甘く重ための香りを融和させた、リラックスできるアロマです。

リードディフューザー

パレスホテル東京

ブルーサイプレス、アニスなど11種類のアロマをブレンドしたパレスホテルオリジナルのアロマです。「透き通るように清らかな静けさを感じる香り」がコンセプトであり、狙い通りにリフレッシュ効果が高そうなアロマとなっています。老若男女を問わず、凛とした気分にさせてくれるアロマだといえるでしょう。

ホテルへのアロマディフーザーのまとめ

  • 高級ホテルがアロマを利用する理由は「リピート率の向上」「精油による効果」「ブランドイメージの定着」の3つ
  • シトラス系、フローラル系など精油の種類によって得られる効果が異なる
  • アロマを利用しやすい場所はエントランスやロビー、ラウンジなど
  • 実際の業務用ディフューザー導入事例

上記の点についてご紹介してきました。普段から身近な「香り」には、実は様々な使い方があり、ホテルでも有効に活用していることを分かっていただけたと感じます。導入事例にあるように、弊社でも業務用ディフューザーに関する確かな実績がございます。

比較的新しいアプローチである、香りの導入に興味を持たれましたら、ぜひ弊社へお気軽にご相談下さい。

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