2015年3月に竣工した九州地方の病院で、竣工3ヶ月ほどから施設内の各所にカビが生えだしてきた。設備関係の点検や調査を行ったが、カビの発生要因に直接つながる原因が究明出来ず、カルモアへ相談。また、カビによる健康への影響も気になる事から、分析も依頼したいとなった。

 

「カビ」と聞くと、6月～9月頃に問題となる事が殆どですが、地域環境、施設環境によっては、一年中問題になる事もあります。

特に、九州、沖縄地区においては、10月以降でもカルモアにカビの問い合わせは来ます。

 

今回、九州地方に昨年新たに新設された総合病院でカビの問題が発生しました。

現場に行ってみると、確かに施設内ではカビの臭気が確認されました。

そして、各部屋を回ると、天井や壁の所々にカビが目視でも確認出来る状態でした。

 

実際のカビ

 

その為、施設状況を確認しながら、必要に応じ、菌数測定や菌種同定用の採取、臭気の測定、原因追及の調査を行って、カビの汚染度を目に見えるように視覚化していきました。

 

室内での測定

 

屋外での測定

 

その後、現地で得られた情報、培養や同定により得られた情報から、カビが発生する要因を突き止め、各対策のご提案を致しました。

 

今回の原因の一つに空調設備が関連しており、根本的に解決するには大がかりな改修が必要になる為、それまでの可及急的な対策として、

 

・酸素クラスター除菌脱臭装置「Levion」による室内除菌対策

 

・除菌防カビ剤「プロパストップシリーズ」による除菌防カビ作業

 

を提案し、一部実施しました。

 

このように弊社では臭気だけではなく、カビの調査から対策も可能です。

時期的にカビの問題は終息へ向かう方向となると思いますが、寒くなったからといって解決出来る問題ではありません。

 

カビに少しでも困っているようであれば、是非カルモアへお問い合わせください。

 

 

キーワード：カビ　臭気　分析　測定　除菌　防カビ

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