前回の「臭気判定士の凄さとは１」に引き続きまして、
臭気判定士には実際にどのような知識が必要なのか？からお伝え致します。

実際に臭気判定士として臭気問題の最前線にいる私の考え方としては

◆化学的な知識◆
臭気分子は化学です。これを知らずして成り立ちません。

◆建築構造の知識◆
建築で起きる臭気問題時は必要になります。構造、空調、衛生等幅広い知識がないと、原因の発見、解決は無理でしょう。

◆建築材料の知識◆
これも建築で起きる臭気問題時に必要となります。
その建築材料はどんな材料から出来ているのか、どのような化学物質を用いているのかを知らないと
解決までの道のりは険しくなります。

◆製品製造の知識◆
これは産業業界関係で、産業と言っても、食品、製鉄、石油等多くの業種があり、各々工程において、様々な
においが発生します。
それを理解出来ないと解決も出来ません。

◆医学的な知識◆
そのにおいが体にどんな変調をもたらすのか、実はそんな知識が原因解決のヒントになったりします。

これ以外でも多くの知識が必要であり、一つだけ長けていても役には立てません。
だからこそ、カルモアはここに特化し、多くの経験と知識を身につけ、ノウハウ化し、臭気問題を解決してきました。

次に、知識と同じく重要なのが｢経験｣です。
こればっかりは如何に多くの｢におい｣を実際嗅いで、記憶出来るかが重要となります。
その数だけ経験が付き、役に立つのです。

個人的には、発想力やコミュニケーション能力なども必要かと思ってます…

簡単な例で言うと、
｢とある雑居ビルで異臭が発生した。しかもその異臭は下水臭のようなにおいで、ランダムに発生する｣
と、臭気相談を受けた場合、

必要になるのは、以下の4点です。

・汚水臭が嗅ぎ分けられる嗅覚

・建築構造（配管、空調等）

・その原因を見つける事の出来る道具

・経験　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

これがあれば、長年悩んでいた臭気問題も、場合によっては数時間で解決させる事が出来ます。

このように幅広い知識と経験を持っている臭気判定士は本当に少なく、
カルモアにはこれらの豊富な経験を持っている臭気判定士の在籍数は
国内最大級と言っても過言ではありません。

当然、新人の頃から鍛え上げ、蓄積されたノウハウを徹底的に教え込み、覚えさせています。
それでも、少しでもより深いところまで追求出来るよう、建築と産業に分け特化しています。

だからこそ、お客様が求める臭気問題解決への提案と施工が可能なのです。

臭気判定士であれば、誰でも調査やコンサルタントが出来る訳ではありません。
本来の測定業務も非常に重要ですが、一方では我々のように法律で対応出来ない臭気問題を解決する事も
現在、臭気判定士の責務となっていると思います。

臭気判定士の資格を取るだけであれば、そこまで難しい資格では無いと思います。
でも大事なのは取得した資格をどう使うかで価値が変わります。

カルモアは臭気判定士の最高峰を目指して、
これからも多くの現場で解決まで頑張っていきたいと思います！！

キーワード：臭気判定士、臭気、調査、コンサルタント、異臭

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