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臭気判定士の激闘

創業30年、実績90,000件以上。カルモア臭気判定士によるニオイの現場レポート。

オフィス集中力を高める方法や環境改善のアイデアや事例を紹介!

 

オフィスでの生産性や仕事の質を大きく左右する“集中力”。近年では、働き方改革やウェルビーイングの観点から、従業員が快適に集中できる環境づくりが注目されています。

 

しかし実際には、雑音や視線、空気環境の悪化など、集中を妨げる要素は数多く存在します。

 

本記事では、集中力を下げる主な原因を整理したうえで、具体的な改善策や環境づくりのアイデア、実際の企業での導入事例まで詳しくご紹介します。オフィス環境の改善についてご検討されている方は、ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです。

オフィスで集中力が低下してしまう要因

 

集中力が下がってしまう原因はさまざまですが、オフィス環境に起因するものも多く見られます。音、視線、空気の質など、ちょっとしたことが日常の業務効率を左右します。

まずは、その主な原因を理解することが、改善の第一歩となります。 ここでは、3つの要因について説明します。

不必要な会話や電話・雑音による要因―コミュニケーション

オープンオフィスでは、会話や電話の声、打ち合わせ中のやり取りなど、周囲の音が常に耳に入ってきます。これが集中力の妨げとなり、作業に没頭しにくくなる原因になります。

 

特にクリエイティブな仕事や思考を要する作業では、静かな環境が求められます 。

 

視線やリラックスできる場所がないことによる要因

視線を遮るものがなく、常に誰かに見られているような感覚にあると、人はリラックスしづらくなります。

集中して仕事をしたいときほど、“誰にも邪魔されない空間”が必要とされるのです。また、適度な気分転換ができる場所がないと、業務中に緊張が続いてしまい、生産性の低下にもつながります。

 

室内空気質が悪化していることによる要因

湿度や温度による快適さ以外にも、換気が不十分で空気がよどんでいるオフィスでは、二酸化炭素濃度が高まり、集中力を維持することが困難になってしまいます。

 

さらに、臭気や化学物質の影響により、知らず知らずのうちに体調不良や頭痛を引き起こすことも。空気の質は、快適さや集中力を大きく左右する要素です。

 

オフィスで集中力を高めて生産性をUPする方法

 

会話や雑音が少ない集中スペースを作る

 

オフィスの一角に、音の遮断性が高い集中ブースや静音スペースを設けることで、周囲の雑音や会話をシャットアウトできます。

 

例えば防音パネルを活用したり、静かなエリアを「集中タイム専用ゾーン」として運用したりすることで、個人が仕事に没頭しやすくなります。こうしたスペースは「ここに入ったら集中する時間」という心理的なスイッチにもなり、メリハリある働き方が促されます。

メリット
  • 雑音・会話に邪魔されず集中力が持続する
  • 作業効率・思考の深度が向上する
  • 精神的な切り替えがしやすくなる

パーテーションなどで視線を遮る

 

デスク間にパーテーションを設置したり、視線が交差しにくいレイアウトに変更することで、周囲の視線ストレスを軽減できます。

 

特にオープンオフィスでは、人の動きや目線が気になりがちで、それが集中の妨げになることも。視線を遮ることで、心理的にも「自分の空間」が生まれ、作業への没入感が高まります。

メリット
  • 他人の目が気にならず集中しやすくなる
  • プライバシー感が高まりストレス軽減につながる
  • 視覚的ノイズが減少し、疲れにくくなる

休憩室をリラックスできる空間へ

 

集中するためには「オンとオフの切り替え」も重要です。休憩室をただの食事スペースとするのではなく、心と体をリセットできる癒しの場になっているかを見直しましょう。

 

例えば間接照明やソファ、静かなBGMなどで、気分転換できる落ち着いた空間を演出するのもおすすめです。

メリット
  • 緊張状態からの回復を促進できる
  • 心身ともにリフレッシュできる
  • 休憩後の集中力が回復しやすい

観葉植物などのグリーンを適度に入れる

 

植物のある空間は、視覚的にもリラックス効果があり、オフィスに自然な癒しをもたらします。

 

近年では「バイオフィリックデザイン(自然とのつながりを意識した空間づくり)」として注目されており、集中力・創造力の向上にも寄与するとされています。

 

オフィスのデスクまわりや共有スペースに小さな鉢植えを取り入れるだけでも効果的です。

メリット
  • 心を落ち着くことで集中力がアップする
  • 空間に柔らかさと温かみがプラスされる
  • ストレスや疲労の軽減につながる

室内空気質を改善し集中しやすい環境に

 

CO₂濃度の高さは、眠気や集中力の低下につながります。空気の質を改善するには、定期的な換気に加え、高性能な空気清浄機やCO₂センサーの導入が効果的です。

 

また、VOC(揮発性有機化合物)や臭気への対策も、社員の健康や集中力維持に欠かせません。

メリット
  • 空気がクリーンになり頭が冴える
  • 健康被害や体調不良を未然に防止できる
  • 快適な環境によって長時間集中が可能になる

集中しやすい香りを利用する

 

アロマディフューザーなどを使って、集中力を高める香りを取り入れるのも有効です。例えば、ローズマリー、ペパーミント、レモンなどの香りがおすすめです。

 

嗅覚は脳とダイレクトに繋がっているため、香りによって脳を刺激し、作業へのモチベーションを高めることができます。ただし、香りの好みには個人差があるため、導入するエリアやアロマの広がり方については慎重に検討することをおすすめします。

メリット
  • 気分をシャキッと切り替えられる
  • 自然な方法で集中スイッチを入れられる
  • アロマによるリラックス効果も期待できる

オフィスで集中力向上を狙った事例

 

実際に企業はどのように集中しやすいオフィス環境づくりを実践しているのでしょうか。ここでは、先進的な取り組みを行っている企業の事例をご紹介します。

 

働く環境の工夫が、集中力や生産性にどのように寄与しているのか、ぜひ参考にしてみてください。

 

KDDIとマクニカ、麻布台ヒルズのWELL認証取得した事例

引用元:KDDIとマクニカ、麻布台ヒルズのWELL認証取得を支援、空気質のモニタリングソリューションを提供~快適なオフィス空間を提供し、働く人の健康・快適性をサポート~

 

KDDIとマクニカが複合施設「麻布台ヒルズ」のオフィス空間に、空気質のモニタリングソリューションを提供した事例です。

 

本ソリューションの利用によって、空気中に含まれるCO2やPM2.5の濃度などの測定結果をモニターで常時監視できるようになり、働く空間の“見える化”が実現。

 

さらに、建物利用者の心身の健康に焦点を当てた国際的な評価基準である「WELL認証」の評価項目である「空気質のモニタリングと認識」と「温熱快適性の監視」を満たすことができるようになりました。

 

このような空気環境の整備が、集中力の向上だけでなく、社員の満足度やエンゲージメント向上にもつながっている好例であり、今後のオフィス設計における新たな指針として注目されています。

 

KOKUYO集中ブースの設置の事例

 

引用元:KOKUYOヴェルテ

 

KOKUYOでは、周囲の視線や音を遮断し、1人で作業に没頭するためのスペース「集中ブース」を提供しています。遮音性の高い構造や、個人がこもれるデザインにより、作業効率の向上と共に精神的な安定ももたらすことができ、リモート会議やオンライン研修にも対応できる仕様で、オフィスの多様なニーズにもマッチしているソリューションです。

 

例えば住友重機械工業株式会社では、ルーパースクリーンを採用し、オープンな空間のオフィスの中にソロワークエリアを設けることを実現。

 

株式会社角川アップリンクでは、フリーアドレス制のオフィスの窓面に集中エリアを設けることで、社員同士のコミュニケーションを活性化させると同時に、作業効率の向上も両立させることができました。その他、企業の要望に合わせたさまざまな導入事例があります。

 

視線を感じにくくする&グリーンを取り入れる事例 

主に、家具・産業用機器等の製造を行っている株式会社オカムラの事例では、視線ストレスを軽減するパネルの導入に加え、執務スペース全体に植物を適度に配置することで、集中とリラックスを同時に叶える空間づくりを実現しています。

 

自然光や木目調の家具と組み合わせることで、やわらかく温かみのある環境が社員からも高評価を得ている事例です。

 

オフィスで集中力できないのは体調や個人的な理由も!

 

集中力の低下は、オフィス環境だけでなく、体調や個人の習慣が原因になっていることもあります。ここでは、見落としがちな個人的要因と、その改善方法について解説します。環境とあわせて、自分自身の状態もチェックしてみましょう。

 

オフィス集中力に関するよくある質問

 

「どうすれば集中できる?」「オフィス環境の工夫って何が効くの?」など、集中力に関する疑問は多くのビジネスパーソンが抱えています。ここでは、よくある質問とその答えをまとめました。すぐに実践できるヒントが見つかるかもしれません。

Q
簡単にオフィスの集中力を上げる方法はある?

A
はい、あります。大規模なオフィス環境の改善だけではなく、耳栓やノイズキャンセリングイヤホンをはじめ、ポモドーロ・テクニックと呼ばれる短時間のタスク集中法など手軽な方法もあります。
Q
仕事に集中できない人の原因は何ですか?

A
音・視線・雑多な情報など「集中を妨げる要素」が多いと、集中力低下につながります。これらは、集中エリアの設置や視線対策で改善が期待できます。
Q
25分集中して5分休憩のテクニックとは?

A
「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれる方法です。集中時間を区切ることで、脳が疲れにくく、作業効率が高まります。

まとめ

集中力は、オフィスワーカーの生産性や創造力を大きく左右する重要な要素です。しかし、日々の業務の中で見落とされがちな「音」「視線」「空気」「体調」など、さまざまな要因が集中の妨げになっていることもあります。

 

本記事でご紹介したように、環境の工夫や設備の見直し、社員の体調や習慣への配慮など、小さな改善の積み重ねが、大きな成果につながるかもしれません。特にWELL認証を取得した麻布台ヒルズの事例のように、科学的根拠に基づいた空間づくりは今後のオフィス設計のスタンダードになっていくでしょう。

 

まずは「自社にとって何が一番効果的か」を見極め、小さな一歩から始めてみてはいかがでしょうか。快適で集中しやすいオフィス環境が、働く人のポテンシャルを最大限に引き出してくれます。「室内空気質」「ニオイ」「集中できる環境づくり」でお悩みの際は、ぜひカルモアにご相談ください。空気環境のプロとして、最適なご提案をさせていただきます。

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