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臭気判定士の激闘

創業30年、実績90,000件以上。カルモア臭気判定士によるニオイの現場レポート。

お部屋の複合臭対策

こんにちは。斎藤です。
本日は、マンションのある一室から発生する
臭気の調査を行いました。

ここ最近になって臭気が発生してきたらしく、
換気を行っても、窓をしめてしばらくすると
元に戻ってしまうそうです。

費用をあまりかけたくないとのお客様のご希望
があり、先ずは臭気調査をやらずにオゾン脱臭機
レンタル機で対策を行っていただきました。
何らかの理由でお部屋に臭いが染み込んでいたので
あれば、オゾンの酸化分解により、臭いは低減します。
しかし、発生源があるならば、オゾンで低減されても
、しばらくすると、また臭ってくるはずです。

お客様は染み込んでいた臭気である可能性にかけたの
ですが…
臭気は若干低減したものの元に戻ってしまいました。
つまり、染み込んでいたのではなく、まだ発生源が
あるということ。
そこで、原因を特定するため、臭気調査を行うこと
になりました。

お部屋に入ると、ゴムを焦がしたような、苦甘い臭いが
部屋全体に感じられました。どこから発生しているのか?
家中の臭いをまずは全体的に嗅ぎ、臭気の違いはないか
調べます。どこも同じ臭質で同じくらいの強さである
ことが判明。
次にサンプリングを行い、天井、壁裏、部屋で臭気の
比較を行います。するとお部屋で感じたゴムの焦げた
ような臭いに似た臭いが同じ強さで天井でも感じられ
ます。

40e17368.jpg

今回の臭いは天井裏の臭いとお部屋の絨毯や建材、
生活臭の複合臭でした。
臭いの足し算は思わぬ臭いをうむ事があります。
でも引き算していくと、少しわかりやすくなるかも
しれません。

今回は、お部屋の臭気からお部屋で感じる各臭質を
引いていくと、天井の臭いになります。
ゴムの焦げたような臭い―お部屋の香料―絨毯―生活臭
=天井の臭い

結局天井で感じた臭いは木が分解した時に発生する
臭気であることがわかりました。木材腐朽菌と呼ば
れる微生物は木のセルロースを分解するといわれて
ます。
この臭いが甘い臭いとまざると、香ばしいようなあ
まったるいような臭いに感じます。つまりお部屋の
臭いです。

しかし、この対策は非常に大変です。原因は天井に
使われている木ですから、完全な解決策は木を取り
除く事になってしまいます。
だからといって天井を壊し、取るのはあまり現実的
ではありません。

その他の対策は。
?天井裏の臭いが部屋に落ちてこないよう、天井裏
に換気扇を付ける。
?高濃度オゾン脱臭
但し、発生源の木材はそのまま残っている為、どこ
まで効果があるか不明。

今回は、?の高濃度オゾンで許容できるまで、臭気が
低減できるか、対策を行う事になりました。

空気環境のことで
悩んでいませんか?

カルモアでは、誰もがどこでも安心・快適な空気を吸えるよう、調査から対策まで、
問題解決のお手伝いをしております。些細なことでもまずはお気軽にご相談ください。

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