最終更新日　2022.07.05

この記事にご訪問頂き誠にありがとうございます。

株式会社カルモア海外市場開拓部臭気判定士の大道です。

海外への出張が出来なくなって早1年。

東京から各国の臭気対策をサポートすることに慣れてきました。

そんな中で、弊社ではZOOMなどのオンラインコミュニケーション・ツールを駆使し、

現地スタッフの方々に臭気濃度を測定する為に、3点比較式ニオイ袋法（Triangle odor bag method）を遠隔で実施頂く機会が非常に増えました。

現地の方々から、「そもそもTriangle odor bag methodとは何ですか？」と、質問される機会が多々あります。

本日はこの3点比較式ニオイ袋法（Triangle odor bag method）を簡単に説明します。

「3点比較式ニオイ袋法」とは何をする為の方法？

さまざまな臭気物質が含まれる複合臭を数値化する数少ない方法の一つです。3点比較式ニオイ袋法（英語：Triangle odor bag method）は、日本を初め、中国、韓国、タイなどのアジア各国で採用されている測定方法となります。それぞれの臭気物質の成分を測定する方法は、ガスクロマトグラフィーなどにより行われる一方で、複合臭として測定する方法として、3点比較式ニオイ袋法が採用されております。

なんで3点なの？

3点比較式ニオイ袋法（英語：triangle odor bag method）は、英語表記にあるように、3つの袋を使用することに由来しています。

何を比較するの？

3つの袋には1~3の数字が割り当てられ、その3つの内、一つの袋に数値化したいニオイを注射器で注入します。数字の割り当てられた3つの袋を比較して、どの袋にニオイがあるかを判別します。
数値化された値を臭気濃度と言います。

日本をはじめ多くのアジアの国々では、この臭気濃度に準じた規制が存在しています。
“なぜ測定に6名を要し、ニオイを嗅ぐのか”、計算方法をもっと詳しく知りたい人は、どうぞカルモアへお問合せください。

例えば飲食店（てんぷら屋さん）の臭気濃度は？

天ぷらの調理工程で発生する臭気濃度は、弊社測定実績ですと “1000” を示しました。
この臭気濃度 “1000” の値を説明すると、「臭気を1000倍薄めたら嗅ぐことが出来なくなるようなニオイ」ということです。

最後に

弊社は日本をはじめとする、アジア各国の飲食店や工場などの事業所において、臭気濃度を測定した実績があります。臭気濃度測定を行い、ニオイを数値化します。

この数値を、どうすれば目標とする数値まで抑えることが出来るか。

このような測定を日本を始め、アジア各国でおこなっています。
天ぷら臭気以外で、他事業所の臭気濃度を知りたい方、事業所の排出臭気の苦情を受けている方、どうぞカルモアへお問合せを。

	株式会社カルモア海外市場開拓部リーダー　大道友也（臭気判定士）
	お急ぎの方はこちらへ！　直通電話：090-3203-5722
	社歴10年。ニオイ関連の仕事と合わせてロードバイク製品の事業も展開中。

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※参考ページ：工場の臭気対策支援（臭気測定・脱臭装置選定・苦情解決など）