TBSテレビ「この差ってなんですか?」 カルモア臭気判定士出演
2015.10.09
カテゴリー:
- メディア
2015年7月12日放送 TBS「この差ってなんですか?」はご覧いただけましたか?
洗っていないタオルのにおいの強さを評価するために
カルモアの女性臭気判定士が出演していました。
お風呂上がりの身体を拭いたタオルを使い続けると、
初日の菌数は約500個に対して、24時間後には約40万個、3日後には1100万個にもなるそう。
ここまで菌が繁殖してしまうと、お風呂で身体をあらってもまた身体に菌がついてしまうそうです。
そんな菌だらけのバスタオルのニオイを嗅ぐカルモアの女性臭気判定士。
カルモアの臭気判定士は常日頃から色んなにおい(特に悪臭)を嗅ぎ続けているので、
においに対してとても敏感です。
ニオイを構成する化学物質は現在わかっているだけでも40万種類あり、
それらが混ざり合って1つのニオイを形作っています。
この化学物質の種類や濃度の違いでニオイが変化するわけですが、
カルモアの臭気判定士は日頃の訓練や現場の対応数によって、
化学物質の種類や濃度がおおまかにわかるのです。
そんな臭気判定士が、この洗っていないタオルの感想をずばり述べると、
洗ってないタオル3日目 「ぬか漬けをつけている時のようなにおい」
洗ってないタオル7日目 「下水のにおい」
TVの視聴者の皆さんにどう言えばこのニオイが伝わるのか考えた末のコメント。
想像していただけましたでしょうか?
これを実際の現場ですとこれを成分名や分類名で表現します。
ぬか漬けをつけてる時のようなにおい→低級脂肪酸や硫黄系化合物。酪酸や硫化メチル等…
下水のようなニオイ→硫黄系化合物、硫化水素やジオスミン等…
さらにいうと、ニオイの強さや濃度についてはこんな風に考えています。
ニオイの強さは臭気強度3ぐらい…。
臭気濃度でいうと500ぐらいだから閾値から逆算して物質の濃度は●●ppm…
この化学物質の種類や濃度によって消臭方法が変わるため、ニオイの嗅ぎ分けは必要な能力なんですね。
カルモアの臭気判定士はたびたびTVに出演していますが、
そんなことを考えながらニオイを嗅いでいると思いながら見ていただけると
よりいっそう楽しめるのではないかと思います。
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