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社員ブログ

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管理とは何か。自由とは何か。厳しさとは、、。幸せとは、、。

2011.01.12

あけましておめでとうございます。
本年も皆様のご期待に副えるよう努力する決意を新たにしています。
今年もご指導の程よろしくお願いいたします。

さて、うちの会社は社歴は長いけど、ベンチャーの雰囲気がとてもある会社だ。
ベンチャーの雰囲気とは何かと言うと色々と挙げられるだろうけど、ひとつは管理化されていないということではないかと考える。
管理、規則、教育、前例、ホウレンソウ、といった言葉は実はコストである。

6年前から新卒採用を始め、うちも先輩格の会社を見習ってこのような管理化を進めて来た。
社員の身からすると管理されているというのは安心感の提供であり、自分の貢献をきちんと評価されているというモチベーションの源泉になると考えたからだ。
しかし、うちの会社のケースでいえばそれはほとんど機能しなかった。
数年を経ただけで社員の思考は保守化し、安定思考、大企業病みたいな雰囲気が社内に蔓延した。

誰かがやってくれている。
誰かが見てくれている。
それでは今の時代に会社は続かない。

自分がやる、自分がやった事を上に発信する。
一人一人の社員が自分の人生に自分で責任を持つという事。
自分の収入に責任を持つということ。
こうでないと今の激動の時代にスピード感のある判断、決断ができないのである。

ということで、昨年に脱管理化に向けて大きく舵を切った。
会社は社員を最低限にしか管理しない。
会社は社員を幸せにしない、と宣言した。

会社は幸せになろうとする社員、
自分の人生をより良くしようとする社員、
給料をもっとももらえるようにしようとする社員を、全力で支援する。

が、会社に在籍しているだけで幸せになれるとは思わないでくれ。そのような時代はもう終わったのだ、と。
こういうことだ。これは僕も勇気がいることだったけど、それからほぼ一年を迎えようとして、非常に良い決断だったと評価している。

僕はこれからの日本経済には楽観的だけど、日本国民の所得については楽観的には捉えていない。
今よりもっと下がって国民の半分の月収が十万円代という時代が到来すると踏んでいる。(インフレが起こるので今の値段で言えば)。

とはいえ日本は世界第三位の経済大国である。
他の国の経済に埋没していくといっても数十年がかかる。
そしてその過程で少子高齢化と、人工増の切り札として移民受け入れを余儀なくされるだろうと思っている。
しなければ埋没化が加速する一方だし、移民を受け入れれば人口が増え、モノが売れ、空き家も減って経済低迷もある程度で底止りし、安定する。

そうすれば低賃金で働く単純労働者がどっと増えて、単なる事務職、単なる営業職は生涯給料が上がらないという事になるだろうと思っている。
すでにコンビニや飲食店のアルバイトは外国人にシフトしているようにだ。斜陽の欧州にそんな事例は山程あるのである。

となると、僕自身は今会社で働いている社員の幸せを考えた時に、社員を管理しない、会社が社員を幸せにしないという判断をするしかないと考えた。
人生は自分自身で責任を持たせる。
給料が勝手に上がることはなく、給料を上げる理由を社員に証明させる。
単純労働者にはこの仕事はできないという証明を要求し続けるということだ。

ちなみに管理の反対は自由である。
管理しない=束縛しないということ。

だから給料を上げる証明をすることは強制では無い。
社員は給料が上がらなくて今の給料で食えるならその証明をする必要は無いし、上司との評価面談などをしなくても良い事になっている。頑張らないということも社員の自由である。(束縛の中の幸せなんて嘘っぱちだと思うわけである。)

全ては社員がひとつひとつ決断すればいいのである。
これは安全思考、安定思考がある人にとってはとても辛い事である。
だけど、安定思考で生きた結果、単純労働しかできなくて老後にひどい目にあって欲しくない。

常に自己成長し、自分の持つ価値、自分が貢献できる事は何か、自分の勝ちパターンとは何か、そういった事を社員自身が自分で管理していく。
会社はそれを支えてあげる。
これが今後の日本人の一つの幸せを手に入れる方法であると思っている。

昨今、ビルの清掃を朝早くからやっている人はほとんどおばあちゃんである。
寒風の中、深夜の道路に立って交通整理をしているのはほとんどおじいちゃんである。
深夜のタクシーの運転手も老人ばかりだ。

老人が過酷な単純労働環境で働いている国は失政を繰り返した結果の一つの特徴である。
それを見ていて政治への怒りや不満を思うことは簡単である。
だけど、他人のせいにしたってその状況は変わらない。
こうなる前に、何か、一つでも高収入で働けるスキルや経験を積めなかったのだろうか。

もちろん個々には様々な事情はあるだろう。
それに高度成長期に先の厳しい状況を予測し、努力をしていくのは簡単では無かったと思う。
でも僕より若い世代は、今後の日本経済がそうは明るく無い、少なくとも明るい展望を今は持っていないことは知っているはずなのである。

優しさの裏側には二種類あると良く思う。
一つは厳しさ、もう一つは甘さである。
甘くする優しさは誰でもできる。
それで生涯やっていけるのなら甘い方がいいに決まっている。
でも、厳しい時代が来ることを予見できるのなら、どうすべきか。

経営者だけで無く、全ての社員が、上司が、先輩が考えなくてはいけないことではないだろうか。

村岡昌憲






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