MENUCLOSE

臭気判定士の激闘

創業30年、実績90,000件以上。カルモア臭気判定士によるニオイの現場レポート。

オゾン水とは?除菌効果・危険性やメリット&デメリットまで解説

オゾン水とは?除菌効果・危険性やメリット&デメリットまで解説

薬品不要の除菌・消臭技術として注目されるオゾン水。その効果と正しい使い方、導入のポイントまで徹底解説

「オゾン」という言葉はよく耳にしますが、「オゾン水」と聞いてもすぐにはイメージできない人も多いのではないでしょうか?

オゾン水は、薬品を使わずに除菌・消臭ができる手段として、家庭での掃除シーンだけではなく、業務用途まで幅広く注目されているんです。しかし一方で、「本当に効果はあるの?」「危険性はないの?」「他の除菌方法と何が違うの?」といった不安や疑問の声も少なくありません。

本記事では、オゾン水の基本から殺菌効果、さらには安全性や正しい使い方、他の除菌方法との比較、生成装置の選び方までを丁寧に解説します!

オゾン水とは?

オゾン水とは?

そもそもオゾン水とは、どんなものなのでしょうか?オゾン水とは、その名前の通り、水にオゾン(O₃)を溶解させたもの。

オゾンは強い酸化力を持ち、細菌やウイルスの表面構造を酸化することで不活化すると考えられています。つまり、優れた除菌作用を持っているのがオゾン水。

大きな特徴は、使用後には酸素と水に戻る点。そのため、他の薬剤のように成分が残留しにくいため、クリーンでエコな点もオゾン水が注目されているポイントです。

その一方で、オゾンは不安定な物質であるため、時間の経過とともに水中濃度が低下するという弱点も。この性質が、効果のばらつきや「効かない」と感じる原因になることもあるんです。

オゾン水の除菌効果(なぜ微生物に作用するのか?)

オゾン水の除菌効果の考え方

オゾンが微生物に作用する理由、それはオゾンが持っている強い酸化力にあります。

実は、細菌やウイルスの表面構造は酸化に弱く、オゾンが接触することで微生物の細胞膜やタンパク質構造が破壊され、繁殖や感染能力が低下すると考えられているんです。

さらに、耐性菌(一定の物質への抵抗力が高くなった菌)が生じにくいとされる点も特徴です。ただし、すべての微生物に同じように作用するわけではなく、菌種や状態によって必要な条件は異なってきます。

オゾン水が「効かない」と感じられる主な理由

オゾン水が「効かない」と感じられる主な理由

 

巷では「オゾン水は期待したほどの効果がない」という意見も目にします。しかし、これらのケースにはいくつかの共通した原因があります。

  • 作り置きしたオゾン水を使用している
  • 噴霧のみで接触時間が極端に短い
  • 有機物が多い状態で直接使用している
  • 用途に対して生成濃度が不足している

効果不足の多くは製品性能ではなく、使用条件や運用設計に起因します。上記の条件下では、オゾン水が持つ高い殺菌効果を発揮することはできません。

なぜなら、オゾン水の効果は、単に「使えば効く」というものではないからです。以下の要素が組み合わさって初めて、期待される除菌効果が得られます。

  • オゾン濃度
  • 接触時間
  • 対象表面の汚れの有無
  • 水温やpHなどの条件

この中でも、特に重要なのが「汚れ」の存在。油脂やタンパク質などの有機物が多い場合、オゾンはそれらの分解に消費されてしまい、微生物への作用が弱くなってしまいます。

そのため、オゾン水で殺菌をする場合は、その対象を事前にしっかりと洗浄することが非常に重要です。

業務用オゾン発生器はこちら

オゾン水は危険?安全性について

オゾン水は危険?安全性について

「オゾン」と聞いて、安全性に不安を持つ人もいるかもしれません。しかし、オゾン水そのものは、適切な濃度と用途を守って使用すれば、過度に危険なものではありません。

しかし、注意すべきポイントが1つあります。それは、オゾン水を生成する時に発生する可能性のあるオゾンガスです。

オゾンガスは高濃度になると呼吸器への刺激となるため、業務用途では換気や装置の安全設計が欠かせません。

また、家庭での掃除用途であっても、密閉空間での大量生成や長時間使用は避けるべきです。容器の注意書きをよく読み、正しく使用することが重要です!

オゾン水と他の除菌方法との比較

アルコール・次亜塩素酸水との比較

ここでは、オゾン水と他の除菌方法を比較して見てみます。

それぞれメリット・デメリットがありますが、オゾン水は残留性がない点、引火性がない点、さらにはコスト面も優れたポイントです。

項目 オゾン水 アルコール 次亜塩素酸水
主な作用 酸化作用 タンパク変性 酸化作用
引火性 なし あり なし
残留性 ほぼなし 揮発 条件によりあり
有機物の影響 受けやすい 比較的少ない 受ける
保管 不要(生成) 必要 条件付き

補足:
除菌効果は一律ではなく、使用環境や目的によって最適な方法は異なります。用途に応じた使い分けが重要です。

オゾン発生器との比較

オゾン(O₃)の強力な酸化力を利用する点では共通していますが、「オゾン水」はピンポイントな洗浄・除菌に、「オゾン発生器」は空間全体の脱臭・除菌に使われるという決定的な違いがあります。それぞれの特徴と最適な利用シーンを解説します。

特徴 オゾン水 オゾン発生器(気体)
状態 液体 気体
アプローチ 「洗う」(接触除菌) 「燻蒸(くんじょう)する」(空間除菌)
得意分野 器具、食材、手指の局所的な除菌 空間全体、繊維の奥の脱臭
即効性 触れた瞬間に除菌完了 一定時間の放出・充満が必要
残留性 なし(水と酸素に戻る) 換気が必要(高濃度の場合)

オゾン水はどんな人におすすめ?

  • 薬剤を使わずに強力な除菌を行いたい方(手荒れや残留リスクを避けたい)
  • 食品や調理器具を直接洗浄・除菌したい方
  • 排水による環境負荷を減らしたい施設管理者

 

業務用オゾン発生器はこちら

オゾン水の主な利用施設・利用用途

施設・場所 利用用途
飲食店・食品工場 野菜・魚介類の洗浄、まな板や包丁の除菌、床のぬめり取り
医療・介護施設 医療器具の一次洗浄、職員の手洗い、内視鏡の洗浄
保育園・幼稚園 哺乳瓶やおもちゃの洗浄、嘔吐物処理後の床拭き
一般家庭 うがい、手洗い、ペットの足洗い

2. オゾン発生器(気体のオゾン)

オゾンを気体(ガス)として空気中に放出する装置です。気体であるため、部屋の隅々やカーテン、壁紙の繊維の奥までオゾンが行き渡り、染み付いたニオイを元から分解します。

オゾン発生器どんな人におすすめ?

  • 部屋全体の染み付いたニオイを消したい方
  • 人の手が届かない隙間や、天井付近まで除菌・脱臭したい方
  • 短時間で強力に空間をリセットしたい清掃業者

オゾン発生器の主な利用施設・利用用途

施設・場所 利用用途
ホテル・宿泊施設 客室のタバコ臭・香水臭の脱臭(チェックアウト後の清掃時)
特殊清掃・ハウスクリーニング ゴミ屋敷の原状回復、火災現場の焦げ臭脱臭、孤独死現場の脱臭
カーディーラー・レンタカー 車内のタバコ臭・ペット臭・エアコン臭の脱臭
病院・待合室 空間の浮遊菌・ウイルスの除菌(低濃度オゾン発生器の場合)

業務用オゾン発生器の詳細へ⇒

大規模空間の脱臭作業

大規模(200㎡以上)の脱臭作業の場合は超大型のオゾン発生器を使用し、大量のオゾンを発生させる機器を扱い数日間かけて作業を行う必要があるので、危険を伴います。

専門的な技術力が無ければ、命の危険もある作業となるため、大規模空間の脱臭をお考えの方はカルモアへお任せください。

大規模脱臭作業の詳細へ⇒

 

オゾン水の正しい使い方

オゾン水の正しい使い方

前述した通り、オゾン水の効果を出すため、危険のないようにするためには、オゾン水を正しく使うことが大切です。

オゾン水を効果的に使うための基本手順は以下の通りです!

  • 事前に汚れを落とす
  • 生成後すぐのオゾン水を使用する
  • 十分な接触時間を確保する
  • 使用後は乾燥・換気を行う

オゾン水は、スプレーしてすぐ拭き取るだけでは、十分な効果が得られない場合があります。前述した「事前に汚れを落とす」だけでなく、しっかりと対象にオゾン水を浸すこと、さらには使用後はきちんと乾燥させることが重要です。もちろん、作業中の換気にはよく注意しましょう。

補足:
オゾン水は使い方によって効果が大きく変わります。前処理と接触時間の確保が重要です。

オゾン水の利用用途

オゾン水の利用用途

家庭・業務で使い分ける考え方

次に、オゾン水の利用用途について見ていきましょう!

オゾン水は用途によって求められる性能が大きく異なります。家庭用途では安全性と手軽さが重視される一方、業務用途では安定供給や作業効率が重要になってきます。

家庭用途

  • キッチン周りの衛生管理
  • ペット用品の洗浄後の仕上げ
  • 排水口や生ゴミ周辺の臭気対策

業務用途

  • 飲食店・食品工場の衛生管理
  • 医療・介護施設の環境清拭
  • 工場設備や床の洗浄工程

補足:
用途によって必要な濃度や供給量は異なります。使用シーンを明確にすることが選定の第一歩です。

オゾン水が向いていないケース

オゾン水が向いていないケース

もちろん、すべての場所においてオゾン水が望ましいわけではありません!

以下のようなケースでは、オゾン水以外の手法を検討した方が良い場合があります。

  • 即効性が最優先される場面
  • 高濃度の有機汚染が常時存在する工程
  • 長期保存した除菌液が必要な場合

補足:
オゾン水は万能ではなく、他の除菌方法と組み合わせることで効果を発揮します。

オゾン水生成装置の選び方

オゾン水生成装置の選び方

導入前に整理すべきポイント

業務用のオゾン水生成装置を導入する前に、考えておきたいことは「どこで使うか」「何に使うか」「どの頻度で使うか」です!

これが曖昧なままでは、性能過多または性能不足の装置を選ぶことにつながってしまいます。

選定時のチェックポイント

また、生成装置を選ぶ際は、以下の点を確認することが重要です!

  • 必要な濃度・水量を安定して供給できるか
  • オゾンガス漏れ対策がされているか
  • メンテナンスのしやすさ
  • 導入実績やサポート体制

価格やスペックだけで選ぶと、現場で使いづらくなるケースもあるので、総合的にチェックして判断することをおすすめします。

補足:
価格や性能だけでなく、実際の使用環境に合うかどうかを基準に検討することが重要です。

オゾン水導入時に知っておきたい法規制・ガイドライン

オゾン水の使用にあたって、よく「法規制やガイドラインはないの?」という疑問を持つ方も少なくありませんが、実はオゾン水の使用にあたっては、直接的な使用禁止規制はありません。

ただ、関連する法規制やガイドラインを理解しておくことは安全に使用するためには重要です。

  • 労働安全衛生法:オゾンガスの作業環境管理
  • 水道分野:高度浄水処理におけるオゾン処理技術
  • 食品分野:HACCPに基づく衛生管理との整合

特に業務用途では、作業者の安全確保と記録管理の観点から、換気・濃度管理・使用ルールの整備が求められます。これを怠ってしまうと、従業員や近隣住民に悪影響を及ぼしてしまうリスクがあるからです。

補足:
法規制を理解したうえで導入することで、長期的に安心して運用できます。

業務用途で失敗しないための導入ステップ

  1. 現場の使用目的・対象物を整理
  2. 必要な濃度と供給量を算出
  3. 安全対策(換気・設置場所)を確認
  4. 試験導入で運用確認
  5. 本導入と運用ルール整備

オゾン水生成装置を導入する際は、いきなり装置を設置するのではなく、事前調査や事前テスト、さらには運用マニュアルや安全基準を作成しておくことが重要です。

しっかりしたステップを踏まないと、余計なコストがかかってしまったり、現場でのリスクを高めてしまったりと、結果的に大きな損失を被ってしまうことがあるからです!

補足:
段階的な導入により、コストとリスクを抑えた運用が可能になります。

メリット・デメリット

✅ メリット

  • 薬品保管が不要
  • 引火性がない
  • 使用後の残留が少ない

❌ デメリット

  • 作り置きに不向き
  • 汚れが多いと効果が低下
  • 装置選定を誤ると効果が不安定

補足:
メリットだけで判断せず、運用方法や安全対策まで含めて検討することが重要です。

 

業務用オゾン発生器はこちら

 

よくある質問(FAQ)

Q. オゾン水は何にでも使えますか?

A. オゾン水は万能ではありません。用途や条件によって向き不向きがあります。

Q. 手指消毒に使えますか?

A. 用途として想定された条件や安全性確認が必要です。

Q. オゾン水は金属や設備を傷めませんか?

A. 材質によっては酸化の影響を受ける可能性があります。使用前に適合素材を確認し、試験的な使用を行うことが重要です。

Q. オゾン水は保存して使えますか?

A. オゾン水は時間とともに分解が進むため、基本的には生成後すぐに使用することが推奨されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

オゾン水は、その強い酸化力で効果的に除菌することができるので、家庭だけでなく施設の衛生管理手法としても非常に有効な手段です!

しかし一方で、濃度や接触時間、前処理の有無によって効果が大きく左右されるため、「使えば必ず効く」というわけではありません。

特に業務用途では、オゾン水生成装置そのものの性能だけでなく、現場条件や運用方法、法規制への配慮まで含めた設計が重要です!用途に合った装置選定と運用設計を行うことで、効果面にもコストに面も優れた衛生管理につながります。

カルモアでは、これまでに多くのオゾン生成装置の導入をサポートしてきました。事前調査からデモテスト、さらには適切な運用に至るまで、トータルでサポートさせていただきますので、ぜひ一度当社にご相談いただければと思います!

空気環境のことで悩んでいませんか?

カルモアでは、誰もがどこでも安心・快適な空気を吸えるよう、調査から対策まで、
問題解決のお手伝いをしております。些細なことでもまずはお気軽にご相談ください。

メールでのお問い合わせ

出典・参考文献

本記事は、以下の公的機関・学術情報を参考に作成しています。

  • 厚生労働省|職場のあんぜんサイト(オゾンの有害性・SDS)
    https://anzeninfo.mhlw.go.jp/
  • 環境省|水道における高度浄水処理(オゾン処理)
    https://www.env.go.jp/
  • 日本産業衛生学会|許容濃度等の勧告(オゾン)
    https://www.sanei.or.jp/
  • NIOSH(米国国立労働安全衛生研究所)|Ozone IDLH
    https://www.cdc.gov/niosh/
  • 学術論文・レビュー論文
    オゾンの酸化作用および微生物不活化メカニズムに関する研究(食品工学・環境工学分野の査読論文等)

※具体的な運用・導入にあたっては、最新の法令・ガイドラインおよび各現場条件をご確認ください。

空気環境のことで
悩んでいませんか?

カルモアでは、誰もがどこでも安心・快適な空気を吸えるよう、調査から対策まで、
問題解決のお手伝いをしております。些細なことでもまずはお気軽にご相談ください。

CATEGORY

TAGS

RANKING

カルモアホームページバナー

株式会社カルモア コーポレートサイトはこちらから

カルモアの商品はオンラインショップでもご購入いただけます

PAGETOP