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臭気判定士の激闘

創業30年、実績90,000件以上。カルモア臭気判定士によるニオイの現場レポート。

日本と中国|コロナ対応の違いを痛切に思わされる|中国の代理店さんは社員旅行をやっていた!

最終更新日 2022.07.05

この記事にご訪問頂き誠にありがとうございます。

株式会社カルモア海外市場開拓部臭気判定士の大道です。

 

弊社は、中国に支社と代理店さんがあります。現在、中国は春節中です。春節になると中国の会社は、ピタッと業務が止まります。春節休みが終わると、どどっとすべてが動き出します。中国のコロナ対応を見ていてもわかりますが、中国が物事を進めるときの緩急はとても激しいですね。

 

 

中国にコロナ禍は無い?

中国からはいってくるニュースや、実際に弊社の代理店さんの話を聴いていると、中国ではコロナに打ち勝ったような印象を受けます。飛ぶ鳥を落とす勢いで経済活動が盛んになっている。自由に物事をやっていそうな印象です。

代理店さんの話を聴いている限り、とても自由に活動できていると思えます。

しかし、この自由な活動には、厳しい義務に対する中国の方々の努力があります。

 

徹底したPCR検査・監視・外出規制

弊社代理店の文さんに聞いたところ、「出張する際には必ずPCRを受ける義務があります。

PCR検査の陰性証明がない限り省をまたぐことが出来ない」とのことです。

更に、すべての中国の人のGPS情報が国に管理されています。

なので、

突然役所から電話がかかってきて、

「先週○〇にあなたは行ったようですが、あなたはそこで何をしてましたか?」

といった内容を聞かれることもあるようです。

 

日本人の感覚から言ったら「プライバシー駄々漏れじゃん、怖いなー」といった感覚です。

しかし中国では、そこまで国民の動きを把握する体制を国が持っております。

 

感染を抑止する為に感染者が数名出ただけで、

エリアごとで、外出を控えさせることも良くあることのようです。

そして、そのエリアすべての人々に対して、PCR検査を敢行するのも当たり前です。

 

今年の春節にも影響

春節に入る前に、取引先にあいさつ回りに行くのが中国の商慣習。その際に、白酒(バイチュウ)というお酒を大量に購入し、取引先に配ることもあるようです。

 

例年であれば春節期間中、中国の方々は帰郷されるとのことです。

このことから、例年この期間中は人々の大移動が起こります。

しかし今年はこの大移動は起こらず、家でゆったりしている方が多いようです。

理由は、帰郷先で2週間隔離されるからとのことです。

隔離期間で春節休みが終わってしまうため、やむを得なく家でゆっくり過ごすとのことです。

 

義務と規制と自由

中国では、義務を達成することで自由を得られる、義務とは社会のルールに従うことですね。

もともと、中国では、社会ルールの遂行力が日本に比べ群を抜いております。

昨今の環境規制などが良い例だと思います。徐々に規制を広めていくのではなく、一気に広めていくこのパワーがとてつもない国です。

コロナ禍においては、その遂行力が半端ないです。なので、感染者数もしっかりと抑制されているようです。

 

日本はコロナ禍で社員旅行なんて絶対だめだけど中国では社員旅行に行っているという事実。

弊社代理店さんの場合、昨年、社員旅行を実施しています。

日本じゃありえないな…

凄くまじめそうな代理店の皆さんですが、実際はとてつもなく明るい方々です。

社員の家族の皆さんも同伴です。一番左の趙さんは再生ゴム工場の臭気対策をメインに動いていただいております。

 

日本におけるこの状況下で、社員旅行をするなどあり得ない感じですが、中国では社員旅行ができる場合もあるようです。

しかし代理店さんから話を聴く限り、その陰では PCR検査 の徹底や、感染防止対策の徹底を、中国の皆さんが頑張っているという事実もあります。

嘘みたいなビジネスの活発さ。その一方で去年の今頃、中国はどん底だった。

中国政府によるコロナ禍に対する規制と、中国の皆さんの努力により、今現在中国の景気は日本よりは全然良さそうです。というのも、中国への輸出量は、2019年度よりも現時点で増えております。

去年の今頃、中国の代理店さんと話した時は、

「2020年は大変なことになりそうです。とてつもなく不安です。出張に出られなければ、臭気対策なんて出来ない…」

と嘆いておりました。

それが今や、ルールの下ではありますが、出張にもドンドン行けている状況です。

何よりも弊社からの製品の出荷量が、2019年度を上回っているという事実があります。

因みに、中国以外のアジア各国においては、輸出量は減少しております。

どん底から這い上がる速度が半端ないですが、その速度の裏には、規制であったり国民の努力といったものがあります。

少なからず、中国政府のやり方は、今後組織として事業を回していく身としては、とても勉強になりました。

 

最後に

このコロナ禍において、各国ごとで輸出量に差が出てくるなどの実情を見て、どうして差が出るのかを考察する機会を得ることが出来ました。また、このコロナを切っ掛けとして、組織の運営方法などに対する教訓を得ることが出来ました。ざっくり言うと、メリハリの大切さを学びました。

各国と取引していると、国々の特色が見えてきて勉強になります。この学びを生かして、各国への弊社事業の広がりをレベルアップしていきたいと考えてます!

 

それでは良い一日を!

 

 

株式会社カルモア海外市場開拓部リーダー 大道友也(臭気判定士)
お急ぎの方はこちらへ! 直通電話:090-3203-5722
社歴10年。ニオイ関連の仕事と合わせてロードバイク製品の事業も展開中。

 

海外対応や事例について詳しく見る

 

※参考ページ:工場の臭気対策支援(臭気測定・脱臭装置選定・苦情解決など)

 

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