どうせ何?
2009.03.21
カテゴリー:
- その他
生まれた頃からたまに遊んできた友達の子供。
今年小学校3年生の健康男児だ。
昨日カードゲームで遊んだら、初めて
「どうせやっても僕が負けるに決まってるよ。」
という言葉を使った。
その子の今までは自信と可能性と負けん気に満ちあふれていて、
悔しさやうまくできない自分への怒りで涙を流す姿がとても強くて美しくて、
僕はその子を相手にして遊ぶのが大好きだった。
だけど、この子は自分の可能性にとうとう限界線を引き始めた。
若い頃の僕のように。
小学校の子供に「どうせ・・・」という言葉の始末の悪さを説いても何も理解できないだろう。
僕は勝負から手を引かなかった。
その代わり、中盤にその子が「また負けた」という顔をした時、手持ちのカードを全部交換して、逆転勝ちをしてみせた。
あきらめたら、必死にやれば、負けないって気持ちがあれば、
勝負は必ず勝てるもの。負けたとしても次の勝利に向けた大きなものを得る。
それが伝わったかなぁ。