面談
2007.06.11
カテゴリー:
- 会社経営のこと
全社員の面談が終わった。
経営者として一番楽しい仕事であるが、一番ストレスにもなる。
トップとして逃げることはしない。調子の良いことも言わない。
調子の良いことを言って苦しむのはきっと本人と自分ってわかるから。
色々な人間がいるから色々な意見を聞く。
ある一人が言っていた。
「生きる目標」が無い、と。
僕の場合なんだろう?終わった後、そう考えた。
なんのために僕はこんな死ぬほど忙しいことやってるのか?
自分のため?もちろんそうだ。だったらもっと楽すりゃいいのに。
でかい家に住みたい。大きな船に乗りたい。海外を豪遊したい。そんなんでいい。殺したいやつがいるから生きる。それでもいい。自分もそれだけで生きた時代があった。
今はその辺ごっちゃまぜにして目の前のことを一つ一つ本気で頑張っている。
これしか馬鹿な自分にはできないけど、これが自分にはしっくりと来るし順調にいく気がする。
義、がテーマになった面談もあった。
義は難しい。時間軸で義は変わってしまう。
今も迷いながら生きる時がある。
まだ不惑という点にはほど遠い。
不惑でないから時に大ゴケする。
だけど転ぶのを恐れたら前に進めない。
義という点で考えると、本業でも副業でも自分の足下をすくおうとする人がたくさん出てくるようになった。
ほんとに素晴らしいことだとつくづく思う。
なぜならば、俺たちはすごい力を持っているからである。
だから足下すくって横取りしようとする輩が現れる。
何を持っているかは何事もないとわからないのである。
誰かが仕掛けてくると自分の何を取りたいのかがわかる。
そうすることで自分が何を持っているかがわかるのだ。
確かにそれが見える事件があった。
この国の大半にすでに義はなくなってしまったように思える。
表向きには絶滅したかに見える。
だけど、個々の、男と男の間には確かに義がまだある。
言葉に騙されてはいけない。
義とは決して派手ではない。
寡黙で淡々としているものなのだ。
今回、不義を犯した人にそれが伝われば嬉しいが・・・。