【経緯】
病理検査室内、切出し室にてホルムアルデヒド濃度が良い値にならず、
とあるメーカーで対策を検討しているが一社だけでは決めずらいので、
カルモアさんも提案してくれませんか？
と問い合わせを貰ったのが始まりでした。

病院を訪問し現場調査を開始。
色々な発生源が目につきます。
切出し作業台、検体の水洗用流し、検体の保管、撮影台…
そのほとんどに排気装置がついておりませんでした。

ざっと発生源をチェックした後、カルモアハイブリッドシステムの特徴をご説明しました。

ホルムアルデヒド濃度0.1ppm以下を保証すること。
第一管理区分到達までフォローすること。
そしてその為には一つ一つの発生源にマッチした
局所排気装置と酸素クラスター除菌脱臭装置が必要であること。

「発生源にマッチした排気装置を作るためには徹底的にヒアリングさせて下さい」
そうお願いをして打合せをスタートさせて頂きました。
打合せを進める毎に様々な発生源となりうる項目も出てきましたが、
予算的に非常に厳しいため出来る限りコストのかからないように
作業を集約して一つ一つの機器の仕様を決定。

思わぬホルムアルデヒド発生源（バケツから漏洩）

ホルマリンタンク（分注・固定時のホルムアルデヒド発生）

更に設備図面を貰ってダクト図をチェックすると排気口の先に外気の取り入れ口があり、
今のままでは排気したホルムアルデヒドが回り込んでしまう可能性を発見しました。
実際に外に出て回り込みのレベルまでチェックするなど打合せは別日程にて合計数時間要しました。

一通りのヒアリングと現場調査が終わって終わり際にお客様より一言。
「他のメーカーはここまで細かい所に気づかなかったし、
こんなに熱心に運用方法や総合的な気流の状況を聞いてこなかった。
正直言って、カルモアさんの打合せの後ではカルモア案の方に信頼を置かざるを得ない」
と大変嬉しいお言葉を頂戴致しました。

後日、お客様より施設の事務方も説得したのでカルモア案でいきたいとお言葉を頂き、
ご発注頂く事となりました。

カルモアハイブリッドシステムは第一管理区分を目指す為に現場調査とヒアリングを徹底的に大事にします。
少し手間とお時間を頂くかもしれませんが
間違いなく良い環境を作り出す自信があります。
ホルムアルデヒド・キシレン対策などでお困りの際はぜひお声かけ下さい。

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