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背負っていくもの

2008.04.12

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2009年度新卒採用終了。

今年も大成功に終わった。

今年は多くの大企業が採用活動を拡大させるということで、昨年以上に学生の売り手市場という状況であり、当初は採用活動は行わない方針だった。

しかし、9月のマネージャー会議でやはり採用活動を行うことに決定という、突然かつ完全な出遅れスタート。

けど、多額の費用を掛けてやる以上失敗は許されない。

 

そこで、社内で最もドライブ(推進力)のある社員を抜擢し、3週間後の10月にはマイナビのサイトがOPEN。3週間という短い期間だったが、そのクオリティはOPEN時にすでに他社を圧倒していた。

しかし、思ったより学生さんの集客が悪い。

やはり完全な売り手市場で学生さんの就職に対する真剣さが、過去と違うとなんとなく肌で感じる。

中小企業はどこも苦戦してます、と首を横に振るマイナビの担当者。

 

が、そこからうちの社員が見せた仕事は、僕が常日頃言っている、「仕事とは知恵であり、ドライブである。」

という事を証明するかのような冴えっぷりだった。

上司から見ると、たいていの仕事はある程度成果が予想できるものである。

が、この時ばかりは本当に驚いた。

予想を大きく越える成果を出す社員を持つ上司は本当に幸せである。

そう実感した瞬間でもあった。

 

最終面談で全ての学生さんが、熱烈な入社希望を伝えてくれた。

どの子も本当に優秀で、それぞれの魅力が光る子だった。

その全員を入れられればどんなにいいことかと思うけど、そういうわけにはいかない。

会社には規模があり、安定性があり、何より今、会社にいる社員の幸せがあるからである。

それをまず守らないといけない。冒険はしても無謀ではダメなのだ。

その上で、選ばないといけない。

採用活動をやる度に思う、最後に待っている最もつらい仕事。

いや、落選を伝える担当者の最後の仕事が最もつらいだろう。

だから、その次につらい仕事なのかもしれない。

 

学生さんにとっても、人生の大きな大きな分かれ道である。

我が社に入った方がいいのか、入らない方がいいのか、それは自分でもわからないし、誰にだって解らない。

が、その落胆や悲観、失望を思うと胸が張り裂けそうになる。

 

内定する学生を選んだ後、不合格となった学生の履歴書を見つめる。

 

一人一人の顔を浮かべると、言葉が出ない。

背負うしかないのである。

その想いを全て受け止めて、背負って生きていく。

それしか自分にできることはないのである。

今いる社員や内定が決まった学生も同じである。

その想いを背負っていかねばならないと思う。

 

涙を流してまで入社を志望してくれた学生の気持ちや想い。

それだけの会社に自分たちがいるのだという事実、そして誇り。

だからこそ、それに恥じない仕事、価値をこれからも生み出していこうと強く思う。

そんなことを書いている僕も弱い人間である。

だから、時にネガティブになり、時に不安や不信にさい悩まされる。

だけど、そんな時こそ今日の気持ちを思い出さねばならない。

 

今年は本当に多くの社員が参加した総合力としての勝利だった。

一人一人の社員が、我が社にいることを誇りに思っているからこそ、言葉でなくても学生に伝えられたのだ。

そのことを最も誇りに思った2009年採用活動だった。

 

次回より、本業の臭気判定士に戻ります。

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