臭気判定士の登録数がいよいよ3000人に届きそうな勢いである。
資格を持つ人のどれだけの割合の人がこの業務に従事していくのか知らないけど、仕事で出会う臭気判定士のほとんどがこの業務だけでなく、環境計量士や公害防止管理者などの資格と合わせて、空気の測定業務の一環としてやっている現状であると思う。
自分は1期生(登録番号4番)ということもあり、今までに測定した検体数、関わった案件は建築物・産業工場など多岐にわたり、おそらくトップクラスではないかと思う。
しかし、臭気判定士ということでメシが食えるかというと甚だ疑問だ。
僕の知っている臭気判定士のうち、会社員である人は全国に100人ほどいるが、総じて年収で300~400万円前後の人が多い。
臭気判定士の収入は普通のサラリーマンと変わらない。
官公庁・民間共に嗅覚測定業務は各測定会社の激しい価格競争により、収益性の乏しいビジネスとなってしまっている。
臭気判定士だけでは、間違いなくメシは喰っていけない。
ついでに言えば、環境計量士を取って空気測定のスペシャリストになっても決してたいした報酬は得られない。
臭気判定士の収入を伸ばしていく制度を作るのも環境省の役目だと思う。
環境省には資格制度を作った責任があるはずだ。
もう少し食えるようにしてもらわないと、この資格制度そのものが崩壊するだろう。
だけど、我が社には現在17名の臭気判定士が在籍しており、グループ企業も入れると40名近くが在籍している。写真のように女性の臭気判定士も10名ほどいる。
花が咲いたようで嬉しい、というのは個人的所感ですいません。
だけど、女性でも、臭気判定士としての資格を生かして、脱臭装置の設計をしたり、毒劇物取扱者と環境計量士を合わせて活躍したりという感じで、我が社の社員は楽しく働いている。
臭気判定士の資格を持ち、かつオンリーワンの技術やノウハウを持つことで、1000万円を超える収入を手にする人も出ている。
この業界は素人や新規参入者には厳しいが、チャンスにあふれている。
興味ある方はぜひ我が社の門を叩いてください。