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におい用語辞典

GLOSSARY

アセトアルデヒド

アセトアルデヒドとは?特性・発生源・健康影響・対策まで徹底解説!

 

分子式はCH3CHO。
分子量44.05、沸点21℃、融点-123.5℃、比重0.784。

刺激的な青臭いにおいをもつ、検知閾値は0.0015ppmとされている。

悪臭防止法における特定悪臭物質(22物質)の一つに指定されており、敷地境界線における規制基準の範囲は0.05~0.5ppmである。

 

産業工場・製造業における主な発生源として、化学工場、たばこ製造工場などがある。

焼き焦げ臭やエアコンの臭いの中にも含まれることが多い。

 

 

アセトアルデヒドは、工場・農畜産施設・飲食店・ビル管理など、幅広い現場で問題になりやすい刺激臭の強いVOC(揮発性有機化合物)です。

 

特に、「ツンとした刺激臭」「焦げたようなニオイ」「フルーティーで刺激のある臭気」と表現されることが多く、職場環境の悪化や住民からの苦情につながるケースもあります。

 

本記事では、そんなアセトアルデヒドについて以下のような内容をわかりやすく解説します。

 

↓このページで解決できること

☑︎「アセトアルデヒドとは?その特徴やニオイの性質を紹介!」

☑︎「アセトアルデヒドの発生場所や原因を解説!」

☑︎「アセトアルデヒドの人体への影響と安全濃度とは?」

☑︎「アセトアルデヒドの臭気対策方法と装置の種類とは?」

☑︎「アセトアルデヒドに関するよくある質問!」

 

上記の順番で、アセトアルデヒドとはどんな物質なのか、さらにはアセトアルデヒドの臭気対策についても詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

アセトアルデヒドのニオイの特徴と、臭気強度の強さ

アセトアルデヒド臭気の強さ

 

アセトアルデヒドは、「青臭い」「刺激的」「甘いニオイが混ざったような不快臭」と表現されることが多い物質です。発酵臭や生乾き臭に似ていると言われることもあり、工場の排気などで漂ってくると強烈な不快感を与えることがあります。

 

特徴的なのは、その感知閾値(⼈間がニオイを感じる最⼩濃度)の低さです。人がニオイを感じる濃度が非常に低いため、空気中に微量含まれるだけでも「臭い」と感じやすく、近隣からの相談や苦情につながりやすい性質があります。

 

さらに、アセトアルデヒドは拡散性が高いため、排気口から離れた場所でもにおいを認識しやすく、実際に工場周辺の住宅地にまで広がってしまうケースもあります。

 

悪臭防止法の「特定悪臭物質22種」にも指定されており、行政による規制対象となっているため、工場・施設側では特に注意が必要な成分です。

 

アセトアルデヒドの発生源や排出施設はどこ?

アセトアルデヒド排出される施設・工場

引用元:環境省(廃棄物処理施設生活環境影響調査指針)

 

アセトアルデヒドは、自然界や発酵食品にも微量存在しますが、工場や都市環境では濃度が高くなりやすく、悪臭問題につながりやすい物質です。特に以下のような現場で発生します。

 

塗料・接着剤・建材からの揮発

アセトアルデヒドは、塗料・接着剤・建材といった「室内に使用される材料」からも揮発することが知られています。特に、新築建物やリフォーム直後の環境では、施工に使用した材料が乾燥・硬化する過程でアセトアルデヒドを放散しやすく、室内濃度が高まるケースがあります。

 

建材の中でも、合板・フローリング・断熱材・壁紙・内装パネルなど、樹脂や化学薬品を含む素材は揮発性物質を放つ傾向があり、アセトアルデヒドが“シックハウス症候群”の原因物質の一つとして扱われているのもそのためです。

 

また、塗料や接着剤は施工直後だけでなく、温度・湿度の影響によって揮発量が上昇する場合があり、夏場や機械熱がこもる環境では臭気による不快感が顕著になることがあります。

 

特に換気が不十分な室内では、「ツンとした刺激臭がする」「目がチカチカする」といった作業者や利用者からの声が上がることも少なくありません。

 

プラスチック、樹脂、化学製品の製造工場

プラスチックや化成品の製造工程では、原料樹脂を加熱・溶融する過程でアセトアルデヒドが生成されやすく、排気中に高濃度で含まれることがあります。特にPET樹脂やアクリル系の樹脂を扱う工場では、成形温度が高くなるほど発生量が増加し、排気ダクト周りで独特の刺激臭が感じられることもあります。

 

さらに機械の立ち上げ時や温度調整時には瞬間的に濃度が高まる傾向があり、対策が不十分だと作業環境の悪化や周辺への苦情につながるケースも見られます。

 

食品加工・発酵関連施設(みそ・しょうゆ・酒類など)

アセトアルデヒドは発酵過程で自然に生成されることが多く、味噌・醤油・清酒・焼酎などの醸造工場では、タンク周りの排気や換気口から検出されることが多々あります。

 

特に発酵が活発なタイミングでは濃度が上がりやすいため、作業者から「ツンとしたニオイが強い」と指摘されることがあります。

 

また、発酵施設では温度管理が重要で、室内を閉め切ることが多いことから、換気不足によって室内濃度が上昇しやすい点にも注意が必要です。

 

紙・パルプ工場

紙やパルプの製造工程のうち、特にクラフトパルプ法を採用している工場では、木材の成分を分解する際にアセトアルデヒドが副生成物として発生します。

 

排気量が非常に多いため、適切に処理されていないと工場外へ拡散しやすく、周辺住民から「刺激臭がする」「酸っぱいようなニオイが漂う」と苦情が寄せられる例もあります。さらに、ボイラーや蒸解工程では温度が高いため、揮発性が増し、高濃度の排気として排出されることがあります。

 

下水処理場・し尿処理施設

下水中の有機物が分解される過程でアセトアルデヒドが発生します。処理槽の構造や温度・滞留時間などの条件によって発生量は大きく異なりますが、開放式の処理槽ではニオイの拡散が起きやすく、作業者の負担にもつながることがあります。

 

また、アセトアルデヒドは腐敗臭を持つ他の硫黄系化合物と混ざることで、より不快な複合臭を形成し、悪臭苦情の原因になることも珍しくありません。

 

ゴミ処理場・コンポスト施設

生ごみや有機廃棄物の分解過程では、アセトアルデヒドがメタンやその他VOCとともに発生します。特に高温多湿の環境では揮発が促進されるため、ピットやコンポスト槽の周辺で強い臭気を感じるケースが多くあります。

 

また、ゴミ処理工程の初期—搬入・破砕・撹拌といった工程では大量のニオイが一気に放出されるため、局所排気が不十分だと広範囲へ拡散することがあります。処理施設の近隣で持続的な苦情につながるケースも報告されています。

 

タバコ由来の排気がある施設

アセトアルデヒドはタバコの煙にも多く含まれており、喫煙室や喫煙ブースの排気として検出されることがあります。密閉率が低い喫煙室では、室外に漏れ出すケースもあり、オフィスや商業施設では室内空気質(IAQ)の低下につながることがあります。

 

特に滞留しやすい場所では濃度が高まるため、換気の見直しや局所排気の強化が求められる物質です。

 

このように発生源が多岐にわたり、工場の種類に関わらず問題化しやすい物質と言えます。

アセトアルデヒドが人体へ影響を与える濃度

 

ヒトへの影響 1)
アセトアルデヒド蒸気のばく露により、眼や粘膜への刺激、皮膚の紅潮、肺水腫、咽頭痛がみられ、経口摂取により、悪心、嘔吐、下痢、混迷、呼吸不全などの症状が認められている。液状のアセトアルデヒドは角膜表面を傷害する。
被検者に対してアセトアルデヒドのチャンバー内ばく露を行ったところ、25 ppm では不快感、50 ppm では眼刺激がみられている。健常男子を134 ppm に30 分間ばく露をしたところ、上気道に中等度の刺激を生じたことが報告されている。5%溶液の静脈内注射によって心拍数及び呼吸数の増加、肺胞内二酸化炭素濃度の減少も報告されている。
東洋系の被検者12 例に対してパッチテストを行ったところ、全例で皮膚の紅斑が認められ陽性と判断された。アセトアルデヒド蒸気の反復ばく露により、皮膚炎や結膜炎がみられ、長期ばく露では赤血球及び白血球の減少や持続性の血圧上昇を生じることが報告されている。

参考文献:厚生労働省(有害性評価書)

 

アセトアルデヒドは、低濃度でもニオイを感じやすい一方で、健康影響が現れる濃度はもう少し高いレベルです。しかし、長時間の曝露や高濃度吸入は明確に人体へ悪影響を及ぼすことが知られています。

 

短期的な影響では、目・鼻・のどへの刺激、頭痛、吐き気、咳、強い不快感によるストレスなどが挙げられます。長期的な影響では、粘膜への慢性的な刺激、呼吸器系の炎症、発がん性の可能性(IARCグループ2B)とされており注意が必要です。

 

以下が、濃度別に見るアセトアルデヒドの人体への影響です。

 

アセトアルデヒドは揮発性が高く、密閉空間では濃度が上昇しやすいため、換気・排気システムの改善が必要になるケースも多い物質です。

 

アセトアルデヒドの臭気対策について

アセトアルデヒドの臭気対策は、「発生源の管理」と「排気処理」という2つのアプローチから進めることが効果的です。

 

まず発生源では、工程の密閉化、排気の適切なルート設計、換気・局所排気システムの強化などが基本となります。とくに発酵工程や化学反応を伴う工程では、排気計画の見直しを行うだけで臭気が大きく改善されることがあります。

 

排気処理としては、アセトアルデヒドの反応性を活かした脱臭方式が選ばれます。活性炭吸着式は低濃度〜中濃度の現場で導入しやすい方式で、一定の効果が見込めますが、活性炭の劣化に合わせた定期的な交換が必要です。

 

プラズマ脱臭装置はアセトアルデヒドの分解効率が高く、省エネ性やランニングコストの低さ、処理能力の高い方式です。その他にもカルモアでは臭気測定から装置選定、導入後のサポートまで一貫した対応が可能です。

 

 

アセトアルデヒドの臭気対策事例を紹介

 

脱臭効率
90%

臭気濃度5,000 → 500

導入機器 マイクロゲル消臭剤噴霧装置
対象臭気 フェノール、アルデヒド系臭気(鋳造工程の排気臭)

 

課題
  • 排気口が複数あるので、どれが原因か不明
  • 600m先の住宅エリアまで臭気が拡散してしまっている状況
  • 臭気苦情を抑える&最小コストの方法で脱臭したい

 


 

導入事例の効果
  • コンサルにより工場内部を脱臭する必要があることが判明
  • 臭気にマッチした消臭剤を選定し最大90%の脱臭効率に
  • 臭気の拡散範囲を縮小し、消臭剤噴霧量を最小限に

 

鋳物工場の鋳造臭(アルデヒド系臭気、フェノール)が発生しており、住宅エリア(600m先)まで臭気が漏洩している状況。

 

ですが局所排気ではなく、複数の換気用ファンから排気を行っていたので、どの排気に対して対策をすればいいかわからない状況でした。

 

そこで対策を行うべき排気口を特定するため、コンサルテーションを行い、各排気口の臭気の影響度(臭気の強さや排出量)の調査を実施しました。

 

その結果、換気用ファンからの排気だけでなく、建屋の窓からも多量に臭気が漏れていたと判明。排気口での対策では不十分で、工場内の空間自体を脱臭する必要があると判明しました

 

また鋳物工場様から、ご要望としてなるべく安く脱臭を行いたいとの希望があったので、コストが安く比較的安全な消臭剤噴霧装置を選定。

 

その結果、消臭剤の噴霧は鋳造時だけ行うようにシステムを組むことでコストを削減、臭気の拡散範囲を抑えるだけでなく、工場内の冷却効果も得ることができ、お客様に大変喜んで頂くことができました。

 

 

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脱臭効率
最大90%

導入機器 マイクロゲル消臭剤噴霧装置
対象臭気 アルデヒド類

 

課題
  • 工場地帯だったため、苦情の原因が自社か他社か知りたい
  • 周辺住民から既に多くの苦情が発生しているので失敗できない
  • 大風量&高濃度と従来は高額な脱臭装置での対策が必要

 


 

導入事例の効果
  • 全ての排気高の臭気濃度を数値化し拡散状況や影響度まで算出
  • 臭気を数値化×可視化しテストを行い最大90%臭気濃度を抑制
  • 脱臭効果×ランコス×将来性(増設)面から最適な装置を選定

 

工場地帯のセメント工場様から臭気苦情が発生しているが、本当に自社から発生している臭気なのかまず知りたいというお問合せを頂きました。

 

そこでまずは、臭気対策のコンサルテーションを実施。全排気の風量・口径・臭気濃度を測定し数値化し拡散シュミュレーションにて拡散範囲を算出することで、苦情への影響度が高いことを確認しました。

 

次に脱臭装置の選定を行ったのですが、大風量&高濃度の臭気であったため、費用対効果が適正でテストにて脱臭効果が十分に見込める装置を選定。

 

担当者様に実際に臭気問題があった地点で、噴霧前と噴霧後で臭気が消えていることを確認させて頂き、苦情も解決した事例となります。

 

 

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工場の臭気対策事例集、課題や効果、製品カテゴリごとの事例を紹介

 

アセトアルデヒドのQ&A

アセトアルデヒドに関して寄せられる代表的な質問をまとめました。基本的な性質から対策のポイントまでをまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。

 

Q1:アセトアルデヒドを嗅ぐとすぐに健康被害が出ますか?

 

→アセトアルデヒドは非常に刺激の強いニオイを持つため、少しでもニオイを感じると「体に悪いのでは?」と不安になる方が多いですが、低濃度であれば直ちに深刻な健康被害が出るケースは多くありません。

 

ただし、ニオイの刺激によって 「目がチカチカする」「喉がムズムズする」「軽い頭痛がする」 といった不快症状が出ることはあります。

 

ニオイが継続している環境は軽視せず、早めに換気や発生源の把握、対策を進めることが重要です。特に工場・研究施設などでは、作業者の曝露が長期化しやすいため、現場の濃度測定や適切な対策が推奨されます。

 

Q2:アセトアルデヒドのニオイを消すにはどうすればいいですか?

室内のアセトアルデヒドの臭気対策なら換気が効果的です。換気では不十分なケースでは、発生源に対して局所排気装置などを導入したうえで、屋外排気する際に近隣から臭気苦情が生じないように、脱臭装置を導入することがあります。

 

Q3:アセトアルデヒド臭はどのくらいの範囲まで広がりますか?

→アセトアルデヒドは揮発性が非常に高いため、開放空間でも広範囲に拡散するのが特徴です。風向き・気温・湿度・排出口の高さなどの条件によって拡散範囲は大きく変わりますが、工場排気が数百メートル離れた住宅地に影響した例もあります。

 

近隣環境に影響してしまう可能性がある場合は、拡散シミュレーションを行い、臭気が飛ばない排気方式や対策を検討することが推奨されます。

 

Q4:アセトアルデヒド濃度を簡単に測定する方法はありますか?

→最も簡易的なのは、VOCセンサーやニオイセンサーを利用する方法です。これらの機器を設置すれば、リアルタイムでアセトアルデヒド濃度や空気質の変化を数値として確認できます。

 

カルモアでは、現場で手軽に使用できるセンサーやモニタリング機器の設置提案も行っています。測定結果を定期的に確認することで、臭気の発生傾向を把握し、問題が大きくなる前に対応できるようになります。

 

アセトアルデヒドのまとめ

アセトアルデヒドは、非常に低濃度でも強い不快臭として感じられる特定悪臭物質のひとつであり、多くの工場や発酵工程、化成品の製造などで発生しやすい物質です。

 

ニオイによる苦情や行政指導につながるだけでなく、作業環境にも影響を及ぼす可能性があるため、発生源の管理と排気処理の両面から対策することが欠かせません。

 

カルモアでは、アセトアルデヒドを含むVOCの臭気対策を数多く担当しており、臭気調査 → シミュレーション → 最適な脱臭装置のご提案 → 導入 → メンテナンスなどのアフターサポートまで一貫して対応しています。もしアセトアルデヒド臭でお困りの際は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

 

 

 

■マメ知識:アセトアルデヒドの消臭(脱臭)■

アセトアルデヒドは水溶性で比較的安定している物質のため、消臭が難しいとされる。

燃焼法・オゾン法などの酸化反応を利用するか、活性炭などの物理吸着を利用することが多い。

 

 

 

 

 

 


 

  • 産業工場・事業所内などにおけるアルデヒド類の脱臭対策は、空気環境事業部へご相談ください。

 

 

アルデヒド系臭気に対する消臭剤は、オンラインショップでもお取り扱いしております。

 

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