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業務用脱臭消臭のカルモア(臭気調査・脱臭装置・消臭剤・センサー)・防カビ・除菌・ウイルス対策

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創業30年 全国・海外 実績10万件
脱臭消臭専門のカルモア

におい用語辞典

GLOSSARY

アンモニア

アンモニアとは?ニオイの特徴・発生源・対策方法まで解説!

 

アンモニアは、刺激の強い鼻をつくようなニオイで知られる代表的な悪臭物質のひとつです。

 

畜産施設や下水処理場、食品工場など、私たちの身近な環境でも発生することが多く、悪臭防止法においても「特定悪臭物質22種」のひとつに指定されています。

 

本記事では、そんなアンモニアについて以下のような内容をわかりやすく解説します。

 

このページで解決できること!

「アンモニアとは?その特徴や臭気強度を紹介!」

「アンモニアの発生場所や原因を解説!」

「アンモニアの人体への影響と安全濃度とは?」

「アンモニアの臭気対策方法と装置の種類とは?」

「アンモニアに関するよくある質問!」

 

上記の順番で、アンモニアとはどんな物質なのか、さらにはアンモニアの臭気対策についても詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

 

アンモニアのニオイの特徴と、臭気強度の強さ

アンモニア臭気のつよさ

 

アンモニアは、無色で刺激臭のある気体で、「ツンとする刺激臭」「トイレのようなにおい」と形容されます。特に高濃度では、鼻や喉の粘膜を刺激し、涙が出るような強烈なニオイを放ちます。

 

臭気強度はそれほど高くないのですが刺激があるのでわかりやすく、感知閾値(人がにおいを感じる最小濃度)は約1.5ppmとされています。つまり、わずかな濃度でも人間が容易に察知できるということです。

 

このため、排気設備の不具合や貯留槽の管理不良など、少しの漏れでも周囲から「臭う」と感じられてしまうことがあります。

 

また、アンモニアは空気より軽く、上方に拡散しやすい性質があります。密閉された空間では濃度が高まりやすく、作業環境の悪化や苦情の原因となるケースも少なくありません。

 

特に畜産施設やし尿処理場などでは、微量でも悪臭苦情につながることから、早期の対策が求められます。

特定悪臭物質(22物質)の臭覚閾値を確認する⇒

 

アンモニアの発生源や排出施設はどこ?

アンモニア発生源

引用:悪臭物質と主要発生事業場

 

アンモニアは自然界にも存在しますが、主に「有機物の分解」や「排泄物の処理過程」で多く発生します。以下に代表的な発生源を挙げます。

 

畜産施設

家畜の排泄物に含まれる尿素が分解される際に発生します。家畜舎や堆肥舎、スラリー貯留槽からの臭気が主な要因で、近隣からの苦情に発展することもあります。]

 

下水処理場・し尿処理施設

有機物を分解する過程でアンモニアガスが発生します。換気設備の老朽化や処理槽の密閉不足により、臭気が拡散することがあります。

 

食品加工・発酵施設

魚介類や肉類を扱う現場では、タンパク質分解によってアンモニアが発生します。特に夏季は温度上昇により発生量が増加する傾向にあります。

 

ゴミ処理場や堆肥化施設

生ごみや廃棄物を発酵・乾燥させる工程で発生。発生量が多く、他の硫黄系臭気と混在して強い悪臭となることがあります。

 

医療・研究施設

動物実験室や薬品保管室などで、試薬や排泄物からアンモニアが発生するケースもあります。

 

このように、アンモニアは多様な施設で発生しやすいため、業種を問わず臭気管理が欠かせません。

 

アセスメント

 

臭気アセスメントの詳細へ⇒

 

アンモニアが人体へ影響を与える濃度

 

アンモニアは低濃度であっても刺激臭を感じるため、「臭う=危険」というわけではありません。しかし、濃度や曝露時間によっては健康への影響が生じます。

 

短時間での高濃度曝露では、目・鼻・喉の粘膜に強い刺激を与え、涙や咳、呼吸困難などの症状を引き起こす可能性があります。

 

長期的に高濃度にさらされると、気道炎症や嗅覚異常、頭痛、吐き気などの症状が現れることがあります。以下が、濃度別に見るアンモニアの人体への影響です。

 

アンモニア濃度(ppm)

人体にあたえる影響 

5~10

明らかに臭気を感じる

25

不快感を感じる ※厚生労働省許可濃度

25~

強烈な臭気を感じる

50

極めて鋭い臭気を感じる

100~

身体に影響が出はじめる

200

刺激により呼吸が妨げられる

300~

気道の影響が出る

2500

危険な状況となる

2500~4500

短期間で生命に危険が及ぶ

引用:アンモニアガスの人体への影響は?

 

 アンモニアは、濃度が高くなるにつれて健康への影響が顕著になりますが、適切な換気や脱臭設備を導入することで、リスクは大幅に低減できます。

 

特に、畜産施設や食品工場、研究施設などでは、日常的にアンモニアが発生するため、「臭気の管理=労働環境の安全確保」と言っても過言ではありません。

 

目に見えないニオイ対策こそ、快適で安全な空気環境づくりの第一歩です。

 

アンモニアの臭気対策について

 

アンモニアの臭気対策には、「発生源での抑制」と「排出後の処理」の両方が重要です。まず、発生源での抑制では、尿や有機物の早期処理、槽の密閉化、適切な換気が効果的です。

 

畜産施設では、堆肥の切り返し頻度を適正化する、排泄物を即時に分離処理するなどの運用改善でも大きな効果が得られます。

 

次に、排出後の処理としては、消臭剤噴霧、薬液洗浄装置(スクラバー)、などが有効です。

 

特に、マイクロゲル噴霧装置は安価で対策が可能で、消臭剤の種類も20種類以上あるため幅広い臭気に対応しています。

 

環境負荷も少なく、無臭の消臭剤なのでマスキングなどでニオイがかえって周辺住民の苦情を招いてしまうということがありません。

 

 

アンモニアの臭気対策事例を紹介

強いアンモニア臭と大風量の対策を低コストで成功させた事例

 

脱臭効率
84.4%

臭気濃度32,000 → 5000

テスト機器 消臭剤S-B1と注入式低温プラズマ脱臭装置
対象臭気 糞尿臭・アンモニア・硫化水素・硫化メチルなどの複合臭

 

課題
  • 大風量(1,487m3/min)かつ臭気濃度が高い臭気を対策をする必要ある
  • 複数の悪臭物質を検出、どの排気口の対策をすればいいか分からない。
  • 既存の施設を活かしてをなるべく安く対策できるようにしたい

 


 

導入事例の効果
  • 大風量&糞尿臭に効果的な消臭剤噴霧装置を採用し近隣苦情を防止
  • 臭気アセスメントにて対策箇所を絞り込み必要最小限の対策へ
  • 他社生物脱臭装置をチャンバーとして起用することでコストカット

 

腐敗臭を含む糞尿系のニオイ(アンモニア臭)が強かったため近隣から苦情が寄せられている状況で、なるべく安く導入したいということだったので、まずは臭気調査にて悪臭成分を分析。

 

成分を絞りこむことで、専用の消臭剤を2つまで絞込みデモテストを実施その結果、84.5%の脱臭効率を発揮できたことで、低コストで臭気苦情を防ぐことができました。

 

また既存の生物脱臭装置をチャンバーボックスとして利用することで、新規設備への投資を抑えて対策を行いました。

 

 

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対策の難しい複合的な悪臭苦情を安く改善した事例

 

脱臭効率
87%

臭気濃度10,000 → 1300

テスト機器 消臭剤S-B1と注入式低温プラズマ脱臭装置
対象臭気 アンモニア、アセトアルデヒド系、硫化水素、プロピオン酸、ノルマル系、イソ吉草酸

 

課題
  • 既に悪臭苦情が発生しているため至急対応が必要な状態
  • 他社製の消臭剤では効果がなく臭気の漏洩が収まらない
  • 臭気を可視化することで対策にどれくらい効果があるか確認したい

 


 

導入事例の効果
  • 第三者機関による消臭剤&脱臭装置テストでより精度を向上
  • 5つ検証から最適な脱臭方法を選定しコスト安価な対策をご提案
  • 臭気のミエル化で対策前後の周辺への影響が低いことを確認

 

コンビナートは工業地帯にあるが、近隣から悪臭苦情が発生している状態。汚泥を乾燥させる時にアンモニア、アセトアルデヒド、硫化水素、プロピオン酸などの臭気が発生していることが判明しました。

 

また他社消臭剤を使用していましたが、様々な性質の臭気が混在していたため、代わりの脱臭方法もなるべく安くしたいという要望を頂いていたので、5パターンの脱臭方法をテスト。

 

脱臭装置を2つ組み合わせることで、10,000あった臭気濃度を1300まで抑えることに成功し、初期費用&ライニングコスト共に最小限に抑えることが可能なご提案をさせて頂きました。

 

ただし、今回はニオイの拡散シュミュレーション実施時に近隣への拡散がそれほど遠くまで及んでいないことから、プラズマ脱臭装置は様子見、状況を見て導入して頂くことになりました。

 

このように臭気対策に必ずしも脱臭装置が必要とは限らないので、まずは「臭気対策が必要か?」のチェックをすることをおすすめします。

 

 

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アンモニアのQ&A

 

アンモニアは、身近な悪臭成分であると同時に、作業環境や設備の管理において注意が必要な物質でもあります。

 

ここでは、アンモニアに関して寄せられる代表的な質問をまとめました。基本的な性質から対策のポイントまで、ぜひチェックしてみてください。

 

Q1:アンモニアのニオイを感じたら健康被害がありますか?

 

低濃度のアンモニア臭を一時的に感じる程度であれば、すぐに健康被害が出ることはほとんどありません。

 

しかし、アンモニアは非常に刺激が強く、濃度が高くなるほど目や喉、鼻などの粘膜を刺激し、痛みや咳、涙、頭痛などの不快症状を引き起こすことがあります。

 

特に、密閉空間や換気が不十分な場所では、知らないうちに濃度が上昇しているケースも少なくありません。

 

ニオイを感じた際は、まずは窓を開けて換気を行う、またはその場を離れることが大切です。

 

長時間にわたり強いニオイを感じ続ける場合は、発生源の確認と環境測定を行い、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。アンモニアのような刺激臭を放つガスは、人体への急性・慢性の影響があるため、軽視せずに対処することが重要です。

 

Q2:アンモニアのニオイを消すにはどうすればいいですか?

最も基本的で効果的な方法は、換気を強化することです。新鮮な外気を取り入れることで、空間内のアンモニア濃度を下げられます。

 

ただし、畜舎、処理槽、排水設備などで発生が継続している環境では換気だけでは十分でないことが多く、根本的な臭気対策が必要になります。

 

その場合は、脱臭装置の導入が効果的です。カルモアでは、アンモニアに強い「マイクロゲル消臭剤」など、現場環境に合わせた対策を提案しています。

 

Q3:アンモニア臭はどのくらいの範囲まで広がりますか?

アンモニアは気体として非常に拡散性が高く、気温や風向き、湿度などの気象条件によっては、発生源から数十メートル~数百メートル先まで臭気が届くことがあります。

 

特に気温が高い日や風が弱い日には、臭気が地表近くに滞留しやすく、近隣住民からの苦情につながるケースも多く見られます。

 

また、アンモニアは空気より軽いため、上方へ拡散する性質がありますが、他の悪臭物質と混ざることで、より広い範囲に強い臭気を感じさせることもあります。

 

そのため、発生源付近の排気経路・風向き・建物配置などを考慮しながら、臭気の拡散を最小限に抑える対策が求められます。

 

カルモアでは、現地での「臭気拡散シミュレーション」を行うことも可能で、どの方向にどの程度ニオイが広がるのかを可視化し、最適な対策ポイントを導き出すことができます。

 

>>臭気シュミュレーションの詳細へ

 

Q4:アンモニア濃度を簡単に測定する方法はありますか?

はい、いくつかの方法があります。最も簡易的なのは、ニオイセンサーを利用する方法です。

 

これらの機器を設置すれば、リアルタイムでアンモニア濃度や空気質の変化を数値として確認できます。

 

カルモアでは、現場で手軽に使用できるセンサーやモニタリング機器の設置提案も行っています。

 

測定結果を定期的に確認することで、臭気の発生傾向を把握し、問題が大きくなる前に対応できるようになります。

 

アンモニアのまとめ

アンモニアは、私たちの生活や産業活動の中で発生しやすい悪臭物質のひとつです。強い刺激臭を放つため、周辺環境への影響や作業環境の悪化を引き起こすリスクがあります。

 

発生源での管理と排気処理の両立が効果的な対策であり、カルモアでは、現地調査から最適な脱臭装置の提案、導入・運用までを一貫してサポートしています。もしアンモニア臭でお困りの際は、ぜひ一度当社にご相談いただければと思います。

 

カルモアのサービス一覧

脱臭装置

ー 多様なニオイ・大風量排気に ー
  • ①臭気苦情で困ったらまずはこれ!

  • ②対策箇所の絞込みで無駄をなくし低コスト化

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ー 食品加工や調理臭に ー
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臭気対策・測定

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2

\臭気現状把握や監視に/
臭気測定
(根拠が欲しい方に)
  • ①臭気濃度・指数の法令順守に

  • ②未規制物質も数値化でわかりやすく

  • ③2種類以上の混ざった臭いも調査

3

\臭気現状把握や監視に/
LIMOS定点臭気測定器
(レンタルも可能)
  • ①臭気対策が必要かの判断に

  • ②生産工程やオペレーションの改善に

  • ③近隣苦情や行政から会社を守る

4

\環境・品質管理に便利/
POLFA小型臭気測定器
(レンタルも可能)
  • ①臭気の強さを数値化・データ化

  • ②換算式追加で簡易な臭気濃度も算出可

  • ③2種類以上の混ざった臭いを調査

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