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業務用脱臭消臭のカルモア(臭気調査・脱臭装置・消臭剤・センサー)・防カビ・除菌・ウイルス対策

創業30年 全国・海外 実績10万件
脱臭消臭専門のカルモア

課題解決

SOLUTION

ゴムの臭いを解消 タイヤ工場や倉庫での消臭

タイヤ・ゴム工場から発生するゴムの臭い。このゴム臭による近隣や従業員からの苦情にお悩みではありませんか?

この記事では臭気成分について専門知識から具体的な脱臭方法まで、タイヤ・ゴム臭の取り方を詳しくご説明します。

 

 

ゴムの臭いは非常に強烈です。
タイヤやゴムを扱う工場で、悪臭にお困りの方も多いのではないでしょうか。本記事では、タイヤやゴムから発生する臭いを劇的に取り除くための方法をご紹介します。タイヤ・ゴム臭にお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

なぜタイヤ・ゴム臭が難しいのか、そしてその効果的な脱臭方法とは

ゴムのニオイは何で苦情になるの?!

タイヤ・ゴムの臭いとは?

タイヤやゴムの臭いは、なぜ発生するのでしょうか。まずは、タイヤ・ゴム臭の発生原因をご説明します。

 

悪臭の基礎知識

人が感じるニオイの物質は数十万種あるといわれています。

その中で、人が不快に感じる臭いを総称して、悪臭といいます。また、個人差や嗜好によって快・不快が違うため、どのようなニオイであっても、嗅ぐ人や状況によっては悪臭と判断されるおそれがあるのです。

タイヤ・ゴム臭の原因

タイヤやゴムのニオイの原因は、製造過程で発生する硫黄化合物、低級脂肪酸、アルデヒドなどの臭気成分といわれています。これらの臭気成分は、ゴム工場における練りと加硫の工程で非常に強く発生します。

 

ゴムのニオイの種類

 ●加硫行程 →硫黄系臭気成分
 ●練り行程 →低級脂肪酸を中心とした脂肪酸系臭気成分

 

硫黄化合物やアルデヒドは、人体に悪影響を及ぼすおそれがあるため、悪臭として人間の鼻に察知されます。

特に、硫黄化合物は、火山で発生する火山ガスにも含まれることから、噴火が起きた際にすぐに逃げられるように、敏感に察知されるようです。

失敗を回避!

工場からゴムの臭いが出た場合の対処法

ここでは、空気環境事業として、脱臭装置の開発や脱臭対策のコンサルティングを行う「株式会社カルモア」の実例をもとに、タイヤ・ゴム臭への対処法をご紹介します。

 

カルモアのタイヤ・ゴム臭対策の特長

カルモアでは、タイヤ工場の臭い対策のための装置選びに、以下のような工程を踏んでいます。

 

1.臭い物質の詳細な分析
先に述べたとおり、臭い物質には数十万の種類があります。そのため、対象の臭い物質はどのような性質のものなのかを調査し、正しく対策装置を選択しなければなりません。
例えば、臭い物質の成分は複合なのか単一なのか、濃度や臭気強度はどれくらいか、有毒性や拡散性はあるかなどを調べます。

 

2.適合技術の調査
臭い対策には酸化や還元などの化学反応や生分解、物理吸着など様々な技術があります。対象となる臭気にはどの技術が適合しているのかを調査します。

 

3.発生状況や条件の確認
装置選びには臭気が発生するときの条件も重要です。風量や湿度、温度といった環境条件から、その他の物質が発生に関わっていないかもチェックします。
また、対策装置を設置する場所の条件も大切です。

 

これらの調査をもとに、臭いの原因を数値で可視化してから脱臭対策を行うため、無駄がなく、最小のコストで最大の効果を得られます。

さらに対策後には、脱臭の効果を客観的なデータで証明することで、クレームの解決や作業環境の改善など、根本的な課題の解決を目指します。

 

よく見られる失敗

臭いは目に見えないことから、対処も簡単にできるものではありません。特に、いくつかの臭気成分が混ざりあった複合臭の場合、どの成分を集中的に対策するかなど、より専門的な脱臭対策を講じる必要があります。

しかし、他社では対策の幅が限られているため、うまく脱臭が行えず、カルモアへ依頼が来ることも少なくありません。脱臭での失敗例としては、主に以下のようなものが挙げられます。

 

<よくある脱臭失敗事例>

  • 脱臭装置を設置したのに、臭気へのクレームが収まらない。
  • 臭気指数測定の基準値はクリアしているのに、臭気が減らない。
  • 臭いを取り切れず、逆に悪臭が強まってしまった。
  • 使用した消臭剤のニオイで新たなクレームが発生した。

上記のような失敗は、多くの場合、臭いに合った適切な脱臭装置を導入しなかったことが原因です。

そこで以下に、カルモアではあまりおすすめしていない脱臭装置を2つご紹介します。

 

活性炭脱臭装置

活性炭脱臭装置は、活性炭が入った吸着塔に、臭気を通過させて濾過・脱臭する装置です。

一般家庭の玄関やキッチンなどでの脱臭によく用いられており、脱臭効果自体はあります。

 

しかし、ゴム工事などの悪臭は高温・高湿度のため、活性炭ではなかなか脱臭できません。

無理に活性炭で脱臭しようとすると、風量が必要になりコストが高くなったり、装置自体が大きくなり設置場所の確保に苦労したりします。また、空気中に粉塵が多いと、閉塞して性能が低下するおそれもあります。

 

燃焼脱臭装置

燃焼脱臭装置は、高温処理により臭気成分を酸化分解する装置です。

幅広い種類の臭いに対して高い脱臭効果が認められていますが、ゴムの加硫過程で発生する酸が装置を腐食するため、ゴム臭の対処には向いていません。また、活性炭脱臭装置と同様、風量が必要なためコストがかさみがちで、設置場所も広いスペースが必要です。

 

工場「排気」のニオイ対策は...

タイヤ工場のゴムの排気臭を除去!対策事例を紹介

カルモアは、これまで様々な施設の臭気対策を請け負ってきました。ここでは、タイヤ工場の臭気対策を行った際の事例をご紹介します。

 

近隣住民からの苦情の状況timny

ゴムを加工する過程で発生する強烈かつ独特な悪臭により、お客様のタイヤ工場には周辺住民からの苦情が多数寄せられていました。

工場には排出口や臭気漏洩箇所が多数あり、どこから臭気対策を行うべきかわからない、という状況での依頼でした。

 

 

カルモアが行った排気対策

工場周辺で苦情が発生している以上、早急に臭気対策を行う必要があります。しかし、排気風量が大きいことから、活性炭や燃焼式の脱臭装置ではコストがかかりすぎるという問題がありました。

そこでカルモアが実施したのは、臭気アセスメントと産業用消臭剤「マイクロゲル」の噴霧です。

 

臭気アセスメントで状況を把握

現地に赴いてはじめに行ったのは現状の確認です。

無数にある排出口から臭気発生源を64箇所まで絞り込み、臭いの飛散状況、苦情が出ているエリアへの影響を可視化しました(臭気アセスメント)。

その後、最優先で取り組んだのは工場建屋内の気流の整備です。十分な換気量を確保して、臭気が工場内に充満するのを防ぎました。


詳しくは、こちらのページをご覧ください。

【臭気アセスメント】サービスについて

コスト最小限に、最大の効果を得られる対策をご提案!

対策前に効果をシミュレーションしたい、臭気苦情を解決したい、何から始めたら良いかわからない、脱臭装置を比較したい、臭気の測定・調査から対策装置の導入まで相談したい、、、

そんな、工場臭気対策におけるあらゆるご相談にお応えするサービスです。

 

 

産業用消臭剤「マイクロゲル」とスプレー装置で脱臭!

ゴム工場では広範囲に悪臭が広がるため、局所的な対策が取れないのが特徴です。

そこで、産業用消臭剤「マイクロゲル」が役立ちます。本事例では、マイクロゲルを微細なミスト状にして、臭気レベルの高い排気ダクトと屋上ファンの中にスプレーしました。

 

なお、マイクロゲルは、臭いの質や対象施設ごとに適した型番が異なります。

詳しくは、こちらのページでご確認ください。

 

産業用消臭剤【マイクロゲル】について

ニオイ別に独自調合を可能とする無香料消臭剤。

その圧倒的な消臭能力とコストパフォーマンスにより、多種多様な産業工場で大きな支持を集めております。

2002年発売以来、32万トンの使用実績、日本そして海外7か国で使われています。

 

 

マイクロゲルのメカニズムマイクロゲル概要図

マイクロゲルは、アンモニアや硫化水素といった代表的な臭気物質の50万~150万倍の大きさをもつ分子を消臭主成分とする消臭剤です。

マイクロゲル分子が臭気物質と触れると、内側に臭気物質を取り込み(吸着し)ます。この吸着反応が、瞬間的に消臭を可能とするメカニズムです。

マイクロゲルは、対象となる臭い別に成分をカスタマイズすることで、より強い消臭効果を発揮します。本事例では、ゴム臭に効果の高いカスタマイズ品を導入しました。

 

そのほかのメリットとして、マイクロゲル自身は無臭であることや、水で300倍に希釈して使用することからコストパフォーマンスに優れること、国内外の第三者機関に認められた高い安全性を有していることなどが挙げられます。

 

対策後の消臭効果

今回採用したスプレー方式は、費用は比較的安価で済むものの、脱臭装置としては強力なものではありません。しかし、適切な処置を行うことで、ゴムの練り工程の臭気であれば十分に除去できます。

 

実際、本事例でも対策後は排気の7090パーセントの臭いが消えて、苦情もゼロになりました。

 

「倉庫」のゴム・タイヤ臭をしっかり消臭!!

タイヤ・ゴム臭の倉庫内での対処法は?

タイヤ・ゴム臭のお悩みは、工場だけでなく倉庫でもよくあります。

ここでは、倉庫などの室内でタイヤ・ゴムの臭いの染み込みがあった場合、どう対策すべきかをご説明します。

 

倉庫でのゴムの臭いのお悩み例

例えば、「タイヤ専用倉庫跡のゴム臭をなくし、一般雑貨などを保管したい」というケースがあります。

このようなお問い合わせがあった場合の、消臭作業の期間や費用の目安は以下のとおりです。

 

<タイヤ・ゴム臭の脱臭作業の概算日数・費用>

 ●通常の作業日数: 6日〜10日
 ●金額: 100万円〜700万円
  ※臭気の染み込みレベル、対象空間の大きさなどにより作業日数・金額は変動します。

 

 

ゴムの臭いも強力消臭

倉庫に染み込んだしつこいゴム臭を消す手段として、代表的な例をいくつかご紹介します。

 

脱臭作業

カルモアでは臭いの染み込みレベルや対象施設に応じた脱臭作業を実施します。

作業内容は、オゾン脱臭作業をメインに、状況に寄り拭き取り作業・消臭剤散布などを組み合わせて行います。

 

脱臭作業の前と後でニオイを数値化(見える化)できるというのが、カルモア脱臭請負の強みです。

 

【参考例】タイヤ臭気の脱臭前後で臭気成分分析を行ったデータ例

画像クリックで拡大表示します。

脱臭前後のTICチャート

ガスクロマトグラフ/質量分析法(GC/MS)により検出された物質例

 

脱臭作業の詳細は、こちらのページをご覧ください。

大規模が得意!【脱臭作業】サービスについて

大規模施工を得意とし、業界最多の対策実績を誇る!

火災後の焼き焦げ臭、大型倉庫の保管荷物臭、ホテル客室の香料などトラブル臭、賃貸物件の住居者特異臭、長期に沁みついた動物臭、、、

原因が明確なものから、よくわからないニオイの脱臭まで。染み込んだニオイを根こそぎ除去する特殊専門部隊が対応いたします。

 

 

オゾン脱臭機

小規模の空間でしたら、お客様ご自身でも脱臭作業が可能です。カルモア製オゾン脱臭機をご購入、またはレンタル頂き、オゾンの取扱いにご注意いただきなら脱臭作業を行います。

脱臭作業を委託するより安価に脱臭を行うことができます。

オゾンは強力な酸化力を有しており、除菌・消臭が可能です。タイヤ・ゴムのしつこいニオイを脱臭するためには、高濃度のオゾンを用いる必要があります。

高濃度オゾンは人体に有害性があるため、使用上の注意をしっかりと確認し、作業するようにしてください。

 

カルモアが販売するオゾン脱臭機ゲルリッツ(Goerlitz)には、使用上の注意点や脱臭作業方法のご案内が添付されております。

小型でハイパワー、かつメンテナンスが容易な点など、様々な特徴をもちます。

 

詳しくは、こちらのページをご覧ください。

オゾン脱臭機【ゲルリッツ(Goerlitz)】について

臭気判定士が開発した「ニオイの現場に最も使いやすい」オゾン脱臭機!

使いやすく持ち運びも楽々。なのに出力はプロ仕様のハイパワー。脱臭現場から生まれた、こだわりと自信の業務用オゾン脱臭機です。
安心の自動回収機能付き&軽量設計のためご家庭でもご使用いただけます。

 

 

 

イオン方式 酸素クラスター除菌脱臭装置【レビオン】

倉庫内で脱臭装置を常時稼働させておき、ニオイの付着を低減させたい場合に向いています。

イオンの力で菌やウイルス、悪臭物質などを除菌・消臭します。人体への有害性が懸念されるオゾンとは異なり、人のいる空間でも安全に使用できるのが特徴です。

 

詳しくは、こちらのページをご覧ください。

イオン方式 酸素クラスター除菌脱臭装置【レビオン】について

累計納入台数5,000台突破!実績の高いロングセラー脱臭装置

(前身機種を含む酸素クラスター装置全体としては、累計納入台数15,200台超え。)

マイクロプラズマ放電により生成された大量の酸素クラスターイオンが装置から倉庫内に放出され、空間に浮遊する悪臭物質を消臭します。オゾンより安全性が高いことから、有人空間での設置に向いています。

 

 

 

まとめ

タイヤ・ゴムの臭いは、ゴムの製造過程でどうしても生まれてしまうものです。適切な対処を行い、脱臭を目指しましょう。

 

工場などの大規模な場所では、脱臭の専門家に依頼した方が早く効果を得られます。どの脱臭会社に依頼するか迷ったら、対応実績9万件を誇るカルモアへお問い合わせください。

カルモアは倉庫などの大規模な脱臭案件を得意としております。

脱臭はもちろん、苦情や作業場の改善まで根本的な課題の解決をサポートします。

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