国際イベント出展の“トルクメニスタンパビリオン”におけるフレグランスの納入事例

今年大阪で行われた国際イベントに出展したトルクメニスタンパビリオンにおいて、カルモアが香りの演出を担当しました。導入したのは、フレグランスデュフューザー「シュヴァリテエール」シリーズの SA-F-500×1台、SA-W-300×3台。

選ばれた香りは「アクアリグリア」。高級ホテルを思わせる上質で清潔感のある香りが、白を基調としたトルクメニスタンパビリオンの世界観に自然に溶け込み、来場者を優しく包み込みました。

結果的に、訪れた人々からは「香りがいい」「リラックスできる」といった声が多く寄せられ、SNSなどでも話題に。

嗅覚を通してトルクメニスタンの魅力を体感できる空間づくりに貢献することができました。この記事では、この事例の詳細について詳しく説明していきます。

トルクメニスタンパビリオンの空間デザインを担当していた企業様から、「パビリオンの世界観に合う香りを導入したい」とのお問い合わせをいただきました。

依頼をいただいたのは開幕のわずか2週間前。通常であれば香り選定から納品までに1ヶ月程度の期間を要しますが、カルモアではスピーディな対応と香り提案の実績を評価いただき、短期間でのプロジェクト進行が実現しました。

現地では施工の最終段階に差し掛かっており、デザイン・電源位置・来場者動線などを確認しながら、最も効果的に香りを届けられる設置方法を検討。

単に“香りがする”のではなく、空間全体のコンセプトを損なわずに、来場者の五感に訴える「香り体験」をデザインすることが本案件のテーマでした。

国際イベント出展社様のご依頼の経緯

国際的博覧会のイメージ

イメージ図

パビリオンの来場者にトルクメニスタンらしさを香りでも伝えたい！今回の国際イベントで出展されるトルクメニスタンパビリオンは、白をモチーフにした建築美が印象的な空間です。

建物全体が純白で統一され、清らかさと静けさを感じさせるデザインとなっており、訪れた人が穏やかさを感じられる構成になっています。

パビリオン内部には、文化・芸術・観光を紹介する展示が並び、2階には来場者がくつろげる飲食スペースも設置されています。

この美しい白の世界観に、「トルクメニスタンの持つ穏やかな魅力や気品を、香りでも感じてもらいたい」という思いから、カルモアに香り演出のご相談をいただきました。

香りは、空間の印象を記憶に残す力を持っています。目に見えないけれど、確実に感情に届く一つのデザイン要素として、カルモアでは香りを用いた空間設計を行いました。

開幕まで時間が限られていたため、カルモアの担当者が工事中の現地に直接訪問し、複数の香料サンプルを持ち込み、デザイン関係者の方々と確認を行いました。

短時間で決定する必要がありましたが、複数の候補を比較した結果、全員一致で「アクアリグリア」が採用されました。

アクアリグリアは、海辺を思わせる透明感と、シトラスやハーブの清々しさが特徴の香り。

爽やかでありながら奥行きのある上質さがあり、白を基調とした空間の印象を引き立てると同時に、来場者に心地よい余韻を残します。

香りが“自然に感じられる”ようにするためには、ただ噴霧するだけでなく、空気の流れや人の動きに合わせた導線設計が必要です。

カルモアでは、パビリオンの広さや来場者の滞在時間を考慮し、以下の2種類のデュフューザーを提案しました。

設置場所は、エントランス付近、グッズ販売コーナーのレジ周辺、展示ブースエリア。

来場者が入った瞬間に心地よい香りに包まれ、展示を巡る間も、香りが途切れることなく続くように配置しました。

また、建物全体が白で統一されていたため、デュフューザーの色も白で統一。黒のご用意がない機器に関しては、壁面やレジ後方などの視線に入りにくい位置への設置をご提案することで、空間デザインを損なわないように配慮しました。