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業務用脱臭消臭のカルモア(臭気調査・脱臭装置・消臭剤・センサー)・防カビ・除菌・ウイルス対策

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創業30年 全国・海外 実績10万件
脱臭消臭専門のカルモア

納入事例

CASESTUDY

飼料工場にて最適な脱臭法を!他社対策で1億円無駄を改善した事例

飼料工場アイキャッチ

今回ご紹介するのは、ペットフードを製造する工場で発生していた悪臭問題に対し、カルモアが「臭気アセスメント」や「注入式低温プラズマ脱臭装置のデモテスト」を行い、最大99.8%という高い脱臭効果を実証した事例です。

 

お客様の工場では、製造工程の中でも特に乾燥工程の排気臭が原因で、近隣住民からの悪臭苦情が相次いでいました。

 

過去には他社による大規模な脱臭装置の導入も行われていましたが、「投資額は想定約1億円」にもかかわらず、効果はほとんど得られないまま。

 

原因の特定や改善策の優先順位が不明確なまま、費用と時間だけがかかってしまっていました。

 

カルモアでは、まず「臭いの原因を正確に突き止める」ことを第一に、臭気判定士によるアセスメントを実施。

 

続いて拡散シミュレーションを行い、最も臭気の影響が強い箇所を特定しました。

 

さらに、注入式低温プラズマ脱臭装置を用いたデモテストを行った結果、96.9〜99.8%という高い脱臭効率を記録。

 

この成果を受けて、お客様には注入式低温プラズマ脱臭装置の正式導入を前向きにご検討いただいています。

 

本記事では、その経緯や対策内容、そして臭気アセスメントの重要性について詳しくご紹介します。

課題
  • 近隣への臭気の影響度が把握できておらず対策するかを悩んでいる
  • 臭気発生源や排気ルートを正確に把握できていない状態
  • 他社によるスクラバーや噴霧装置などを導入したが効果は限定的

 


 

導入事例の効果
  • 臭気の「見える化」によって、対策の必要性を可視化
  • プラズマ脱臭装置のデモテストで脱臭効果96.9〜99.8%を実証
  • 臭気アセスメントにより、最も影響の大きい排気ラインを特定

飼料工場様の課題と目的

ご相談をいただいたのは、全国的にも知られるペットフードの製造工場様。動物性原料の加熱・乾燥工程で発生する強い臭気によって、近隣住民から悪臭苦情が発生。

 

一時的な対策として他社が導入した脱臭装置では改善が見られず、行政からの指導も入るほどの深刻な状況になっていました。

 

「原因が分からないまま設備を増やすのは不安」「何を優先すれば良いのか整理したい」、そんなお悩みの中、ペットフード臭への対策実績が豊富なカルモアにご相談をいただきました。

 

飼料工場様が抱えていたお悩み

想定1億円をかけた臭気対策がほぼ機能していないことが発覚!早速、臭気判定士による現地調査を行ったところ、乾燥工程の排気は高温・高湿度・粉塵・油分を含むという、非常に難しい対策が必要でした。

 

それにもかかわらず、すでに設置済みの大型スクラバー装置は最も臭気の強いラインに接続されていないことが判明。

 

また、屋上に設置されたスプレーノズルから消臭剤を散布していましたが、排気口から離れすぎており、実質的な接触はゼロ。こうした状況では当然、消臭効果は期待できません。

 

見た目だけの“対策をしているように見える”状態で、薬液費用や運転コストだけが積み重なっていました。

 

さらに、工場側においても臭気の流れを正確に把握できていなかったため、どこにどんな対策をすべきかが不明確なまま。

 

既存設備やダクト工事の総コストを算出すると、約1億円を超える投資がほとんど効果を生んでいなかったことがわかりました。

 

飼料工場様とカルモアが行った3つの対策

 

悪臭の発生源を正しく突き止めるためには、現場の状況を見極めながら段階的に検証を行うことが欠かせません。

 

カルモアでは、長年の臭気対策で培ったノウハウをもとに、「現地調査 → 拡散シミュレーション → デモテスト」という3ステップで、問題の原因を特定し、最適な解決策を導き出しました。

 

ここでは、実際に行った3つの対策内容をご紹介します。

 

対策1:臭気判定士による臭気アセスメント

 

 

臭気判定士が現地を訪問し、臭気濃度や発生源を詳細に分析。23か所の排気の調査の結果、乾燥工程の一部排気が主要な原因であることを特定しました。

 

臭気濃度順位

 

これにより、「どのラインを優先して対策すべきか」が明確になり、効果的なプランニングの土台をつくることができました。

 

対策2:拡散シミュレーションの実施

 

 

続いて、臭気がどの範囲まで拡散しているかを可視化するため、専用ソフトによる拡散シミュレーションを実施。 その結果、工場近隣だけでなく、広範囲にわたってニオイが到達していることが判明。

 

また、川を挟んだ他の市にまで臭気が到達していました。 このシミュレーションの結果を共有させていただき、臭気対策の重要性についてさらにご理解いただくことができました。

 

対策3:注入式低温プラズマ脱臭装置のデモテスト

 

臭気アセスメントの結果を踏まえ、カルモアでは「注入式低温プラズマ脱臭装置」の導入が最適だと判断。 その理由としては、燃焼式の脱臭装置の場合はイニシャルコスト・ランニングコストともに高額になり予算が合わなかったこと。

 

また、スクラバー式脱臭装置の場合は脱臭効果が足りない上に、薬液と排水の費用もかかってしまうこと。 カルモアの「注入式低温プラズマ脱臭装置」は、薬液や排水を使用せず、化学反応によって臭気分子を分解する方式です。

 

現場でデモテストを行ったところ、最大99.8%の脱臭効率を記録し、非常に良好な結果が得られました。これらの結果を踏まえ、現在は正式導入に向けて前向きにご検討いただいている状況です。

 

飼料工場様へ導入したプラズマ脱臭装置の特徴

 

カルモアが独自に開発した「注入式低温プラズマ脱臭装置」は、臭気分子を分解・無臭化する次世代型の脱臭システムです。

 

装置内部で発生するプラズマ反応により、活性酸素が生成され、これらの強力な酸化反応によって臭気成分を分子レベルで分解します。

 

従来の燃焼式や薬液スクラバー式と異なり、水・薬液を一切使用しないため、排水や薬液管理が不要。

 

また、装置はコンパクトで既存の排気ダクトにも後付けが可能なため、省スペース・低コストで導入できる点が大きな特徴です。

 

さらに、プラズマ発生部は低温で稼働するため、高温・高湿・粉塵を含む排気環境にも対応可能。そのため、工場などの過酷な条件下でも安定した脱臭効果を発揮します。

 

この技術は食品・化学・リサイクル・動物飼料など、あらゆる業界で採用が進んでおり、臭気成分の種類や濃度に応じた柔軟なカスタマイズも行えるのが特徴です。

 

カルモアでは、単なる装置の販売ではなく、現場ごとの臭気特性に最適化した設計と実証テストをセットで提供。そのため、脱臭効果とコストパフォーマンスの両立が可能となります。

 

まとめ

今回の工場では、根拠のない設備導入によって想定約1億円もの費用がほとんど効果を発揮していなかったことが明らかになりました。

 

臭気対策で最も重要なのは、まず現状を正確に把握することです。カルモアでは、専門の臭気判定士による調査とシミュレーションで「どの箇所を・どのように・どの程度」対策すべきかを明確化します。

 

臭気シミュレーションなら150万円程度の調査費用で、何千万円〜1億円の無駄な設備投資を防げることも多く、非常に費用対効果の高い取り組みといえます。

 

現在、お客様にはカルモアの注入式低温プラズマ脱臭装置の導入を前向きにご検討いただいており、最終的な導入に向けて協議を進めている段階です。

 

もし同じように臭気対策にお困りの工場や施設のご担当者様がいらっしゃいましたら、闇雲に設備を導入する前に、ぜひ一度カルモアまでご相談ください。日本全国対応で、海外もご相談に応じます。

導入製品・サービスについて

臭気アセスメント

臭気アセスメント(工場臭気対策)

お客様の臭気問題を調査から対策まできっちりと確実に導くお手伝いをさせていただきます。

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