養豚場のニオイが街に?定点式ニオイセンサー「LIMOS(リモス)」の事例

今回ご紹介するのは、東北地方の養豚場における臭気対策の事例です。本施設においては、すでに別会社の脱臭装置が導入されていたため、当社では脱臭装置とは別に定点式ニオイ観測システム「LIMOS(リモス)」の導入をご提案させていただきました。
結果、「LIMOS(リモス)」によって収集されたニオイのデータは、今後の地域とのコミュニケーションツールとしてや養豚場のさらなる臭気対策の改善に役立てられることとなり、お客さまには非常にご満足いただけました。
この記事では、事例の詳細について説明していきます。
養豚場様の臭気の課題と目的
ブランド豚を生産する養豚場において近隣から臭気苦情が発生!
悪臭が懸念されていた養豚場は、地域の名産物となっているブランド豚を生産しており、そのため地域の街おこしとしても重要な存在。
養豚場だけでなく行政、街が一体となって臭気対策に取り組んでいらっしゃいました。
養豚場がある場所は、住宅や商店が集まる街と1kmも離れておらず、堆肥などのニオイが街にも流れてしまっているとのことでした。
すでに、臭気対策として他社の脱臭装置が導入されていましたが、悪臭苦情を抑えることができていなかったため、「どれくらいのニオイが街に流れてしまっているのかを調べたい」とWEB経由で当社にお問い合わせをいただきました。
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カルモアが行った対策
「LIMOS」のデモテストを実施!
当社では、養豚場からの悪臭影響を連続モニタリングする為定点式ニオイ観測システム「LIMOS(リモス)」の導入をご提案させていただきました。
導入の前に、「LIMOS(リモス)」の性能と機能をお確かめいただくため、まずはデモテストを実施させていただきました。デモテストの概要と結果は、以下の通りです。

事業場とLIMOS設置箇所の位置関係
通常、「LIMOS(リモス)」は事業所の敷地境界線に設置することが多いのですが、行政の担当者の方とも相談をしながら、今回は敷地境界線ではなく街の中の2ヶ所に設置してニオイの影響度を調査させていただきました。

上のグラフは試験時のLIMOSの測定値の推移を示しています。
グラフのように測定値(縦軸)と時間(横軸)で経時的な臭気の強さの変動を確認する事ができます。
今回のテストでは2地点において臭気の変動を確認する事ができました。特にお客様が驚いていらっしゃったのは測定値が上昇したタイミングでたまたま地域住民の方が畑に肥料を撒いていたことがあり、一概に工場からの臭気でなくとも近隣で発生している臭気変動も確認する事ができていた点です。
この試験では風向風速計も取り付けて風向きと風速もモニタリングしている為、測定値が高い状況において風向きと風速から工場由来であるのかそうでないのかの考察ができるようになっています。
定点式ニオイセンサーLIMOS(リモス)が選ばれる理由
「LIMOS(リモス)」は、センサー測定部を工場敷地境界など屋外に常設し、測定データをリアルタイムで集約しデータ化する定点式におい観測システムです。
「施設内や敷地境界の臭気を連続測定したい」、「日々の測定作業の負荷を軽減したい」、「地域住民に向けて臭気対策への前向きな姿勢を示したい」などといったご要望に対して、これまでに多くの導入実績を誇ります。
1:測定作業を自動化&無人化できる!
臭気の測定作業を、携帯型のニオイセンサーで実施されている事業者も少なくありません。その場合、1日に何度も測定箇所を巡回する必要があり、そのための人員と手間がかかってしまいます。
LIMOS(リモス)なら、そんな日々の測定業務の手間を軽減可能!子機である測定センサーを、臭気を測定したい場所に設置すれば、24時間リアルタイムで親機の測定データを確認することができるため、測定箇所を巡回する必要がなくなります。
2:地域に対して対策への姿勢をアピールできる!
24時間臭気を測定することは、地域住民の方々にとっても安心につながります。LIMOS(リモス)を導入することで、地域や行政に向けて臭気対策への企業努力をアピールすることが可能です。
また、行政からの急な立入検査などが生じた際も、LIMOS(リモス)を導入しておけば過去の測定データを客観的な説明資料として活用することが可能です。
3:特殊な工事が不要で設置・導入の手間が少ない!
装置を設置するために、大規模な工事や複雑な設定が不要なのもLIMOS(リモス)が選ばれている理由の1つです。
アンカー打ちできる基礎のある場所なら、据え付けポール設置工事と電源工事のみでOK。お客様の方で、工事業者や設備業者様を手配して施工いただくことも可能です。
4:工場の臭気管理を一元化できる!
LIMOS(リモス)には、異常値アラート機能や温湿度補正機能をはじめ、臭気管理を一元化するための機能が多数搭載されています。臭気濃度や臭気指数相当値も表示されるので、日々の管理の目安にすることが可能。さらに、蓄積保存された測定データは、いつでも呼び出し、グラフ表示させることが可能です。
また、最大16台の検知機(センサー測定器)を接続可能。臭気が気になる場所があれば、細かく臭気状況をチェックしていくことができます。
5:豊富な実績と高い信頼性がある!
当社は、ニオイセンサーを製造・販売を始めて30年以上の歴史があります。ニオイセンサー総販売数は2,000台(※)以上の実績を誇ります。また、センサー販売だけでなく悪臭苦情対策実績としても豊富な実績と経験があり、センサーのことだけでなく、悪臭対策全般でお役に立てる事が強みです。
※初代製品からの累計。2021.8末時点
センサー素子には最新の半導体センサーを用いており、センサー値の表示原理に関する内部設計は当社独自の設計です。
6:導入前にデモテストによって効果を確認できる!
ニオイセンサーを設置したくても、実際の使い勝手や測定結果について不安があるというお客様も少なくありません。
そのため、当社では導入前にデモ機によるフィールドテストを実施していただくことが可能です。
「実際のニオイに対し、ニオイの変動がしっかりと測定されるか」、「通信とデータ受信に不具合はないか」、「実際に運用できるか」などをご確認いただけます。
実際の臭気や環境雰囲気において稼働状況を確認することができるため、実機導入時の失敗するリスクが少ないのも、お客様に選ばれている理由の1つです。
▶ LIMOS(リモス)のレンタルについてはこちら:定点観測ニオイセンサーLIMOS(リモス)の1ヶ月レンタルのご紹介
7:セキュリティ対策が万全!
データ化した測定結果をクラウドに送信することに、セキュリティ面で不安を持つ方も多いと思いますが、LIMOS(リモス)では国際基準のセキュリティシステムを導入しているので心配なし!
一般的な不正アクセスの対策はもちろん、セキュリティ強化のための機能や、万が一の時の保証までサポートしているので、安心してお使いいただくことが可能です。
まとめ
「LIMOS(リモス)」の結果は、養豚場と行政や街とのコミュニケーションツールに!
LIMOS(リモス)の導入によって、養豚場のニオイの影響について行政や街の住民の方との間のコミュニケーションが円滑になったとのことで、双方の認識の相違を埋めて理解を深めることにお役立て頂いており、お客様には非常に喜んで頂いております。
今後は、LIMOS(リモス)によって測定した結果を基に、臭気対策の改善についても活用していくとのことです。
今回のような事例のように、臭気対策を行う前に、トラブルとなっている臭気がどれくらい周囲に影響を与えているのかを調査したいという方は、ぜひ一度カルモアのLIMOS(リモス)をご検討ください。日本全国対応で、海外もご相談に応じます。「空気」のご相談は、どんなことでもカルモアへお寄せください。



















