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業務用脱臭消臭のカルモア(臭気調査・脱臭装置・消臭剤・センサー)・防カビ・除菌・ウイルス対策

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創業30年 全国・海外 実績10万件
脱臭消臭専門のカルモア

納入事例

CASESTUDY

廃プラスチック工場の臭気問題を新型プラズマ脱臭装置が解決!

廃プラスチック工場では、素材の保管環境や加工工程の違いによって、強烈な腐敗臭が突然立ち上るケースが多く、作業環境だけでなく、周辺地域への影響を心配される工場も増えてきています。

 

今回ご相談いただいた工場でも、粉砕工程で“魚が腐ったようなニオイ”が一気に広がり、「さすがにこのままではよくない」と社内でも課題視されるようになっていました。

 

そこでカルモアでは、実際の排気を使ってプラズマ脱臭装置「ネオプラズ」のデモテストを実施。結果、最大で96.8%の脱臭効率を記録し、十分な改善が見込めることが明らかに。現在は、臭気が強くなりやすい夏の追加テストを経て、正式導入へ向けて話が進んでいます。

 

ここでは、依頼の経緯から対策内容まで丁寧にご紹介していきます。廃プラスチック特有の臭気に悩んでいる工場にとって参考になる事例となっていますので、ぜひ最後までお読みください。

課題
  • 粉砕時に工場内へ強烈な腐敗臭が広がり作業環境が悪化していた

  • 集塵機から排出される排気が外部苦情につながりかねない

  • 新設後なので既存設備を活かしながら効果的な臭気対策を行いたい

 


 

導入事例の効果
  • 最大96.8%の脱臭効率を確認し、十分な改善が見込める結果に

  • 腐敗臭特有のニオイも大幅に低減し作業環境の改善が期待できる

  • 既存の集塵機と組み合わせて導入できるためコストを抑えて導入可

ご依頼の経緯

プラズマ脱臭装置

 

今回相談をいただいたのは、廃プラスチックを粉砕・成形し、新たな原料として再利用する工場です。

 

廃プラスチックは天然の素材とは違い、保管状態や加工タイミングによってニオイの発生に大きな差があるため、扱いが非常に難しい素材です。

 

工場内では、外部苦情が出る前に「社内で気になるレベルになってきていた」という理由から、早めの対策が必要だと判断されたとのこと。

 

「ニオイが工場内に立ち込めると作業効率にも影響してしまうし、このまま気温が上がればもっと臭くなる可能性がある」という不安もあることから、臭気対策に強い専門会社を探す中でカルモアへご連絡いただきました。

 

さらに、工場には最近新しく導入した集塵機があったため、「できるだけ既存設備を生かしながら対策を進めたい」というご希望もあり、効率・コスト・効果を踏まえた現実的な対策が求められる状況でした。

 

お客様の目的

プラズマ脱臭装置テスト

 

廃プラスチックは、屋外で保管されることが多いため、雨・湿度・温度変化によって内部で微生物が繁殖し、魚が腐ったような独特の腐敗臭を発生させます。

 

この工場では、保管されていた素材を粉砕機に投入した瞬間、内部にこもっていた臭気が一気に解放され、そのニオイが工場全体に瞬時に広がる状態でした。

 

また、粉砕時には粉塵が多く発生するため、集塵機を通して空気を排出していました。しかし、この集塵機を通過した排気が非常に臭く、工場内だけでなく、排気の方向や風向きによっては外部に広がる可能性もあり、近隣への影響が現実的に考えられる状況でした。

 

廃プラスチックの臭気は硫黄系や窒素系の強烈な悪臭が混ざった複合臭で、一般的な換気や簡易的な消臭剤では太刀打ちできない厄介な臭気です。

 

こうした背景から、工場でも「本格的な脱臭装置が必要」と判断され、カルモアが現場状況に最適な方式を検討していくことになりました。

 

カルモアが行った対策

粉砕工程特有の“腐敗臭 × 粉塵 × 排気量”という条件をふまえ、現場に最も合う方法を段階的に検証していきました。

 

対策①:プラズマ脱臭装置「ネオプラズ」を提案

ネオプラズバナー

 

ネオプラズを提案した最も大きな理由は、腐敗臭との相性の良さと既存設備に組み込みやすい柔軟性です。

 

プラズマ脱臭方式は、ニオイ成分を強力な酸化分解によって破壊する仕組みで、硫黄系やタンパク質由来の臭気を含む腐敗系のニオイに対して特に高い効果を発揮します。

 

これまでにも類似の廃プラ工場で有効だった実績があるため、この工場でも十分に対応できると判断しました。

 

また、工場内の集塵機は導入したばかりで設備状態も良く、その後段にネオプラズを追加するだけで脱臭ラインを構築できるため、設備投資を最小限に抑えられます。

 

「既存設備を無駄にしない」という点も、お客様から高く評価いただきました。

 

費用面で比較すると、消臭剤を使う案もありましたが、持続性や総コストを考えると「効果を重視するならプラズマ方式」という結論に至りました。

 

対策②:実排気を使ったデモテストを実施

装置選定の最大のポイントは、「実際にどれだけニオイが取れるのか」を数字で確認すること。

 

廃プラ脱臭効率

 

そこでカルモアでは、2日間で合計6回という徹底的なデモテストを実施しました。初日の1回目のテストでは、入口に比べ出口の臭気が96.8%減少という非常に優れた結果を記録。

 

これは廃プラ特有の強い腐敗臭に対しても確かな効果があることを示す大きな根拠となりました。

 

その後、プラズマ出力を上げたテストも実施しましたが、出力を強めるとオゾンが多く発生し、出口付近でオゾン臭が残ることがあります。

 

この残留オゾンが測定値に影響して一時的に数値が低く出る場面もありましたが、臭気としては確実に改善されている状態でした。

 

翌日のテストでは条件を整えて再検証し、結果は安定して90%前後の脱臭効率を達成することができました。

 

濃度変動が大きい腐敗臭の特性を踏まえると、「実運用でも確実に効果が出る」と判断できる十分な結果でした。担当者様にも高い評価をいただけました。

 

プラズマ脱臭装置「ネオプラズ」の特徴

ネオプラズは、カルモアが独自開発した低温プラズマ式の脱臭装置で、強い腐敗臭や工場臭にも高い効果を発揮するのが大きな特徴です。

 

プラズマによる強力な酸化分解で臭気成分をしっかり処理でき、実排気テストでも90〜99%という高い脱臭効率を確認しています。

 

燃焼式のように大量の燃料を使わないためランニングコストを大幅に抑えられ、CO₂排出量も削減できる省エネ設計です。

 

装置自体はコンパクトで既存の排気ダクトや集塵設備に組み合わせて使えるため、新設・入れ替えどちらのケースでも導入しやすい点も魅力です。

 

さらにメンテナンス性が高く、粉塵やオイルミストがある現場でも安定して性能を保ちやすいことから、多様な工場の臭気対策で選ばれている装置です。

 

まとめ

今回のデモテストにより、ネオプラズが廃プラスチック工場特有の腐敗臭に対しても十分な脱臭効果を発揮できることが確認できました。

 

現在は、ニオイがもっと強くなる夏季にも追加テストを実施し、その結果が良好であれば来年度中に正式導入する方向で前向きに検討を進めていただいています。

 

廃プラスチックの臭気は、素材・湿度・保管環境・工程によって大きく変動するため、対策が難しい分野の一つです。

 

しかし、ネオプラズであれば強力な酸化分解能力により、安定して臭気を削減でき、近隣対策としても大きな効果を発揮します。

 

「現場が臭くて困っている」「既存設備を活かして対策したい」「苦情が出る前に対策したい」そんなお悩みを抱える廃プラスチック工場の方は、まずはカルモアに気軽に相談してください。

 

現場に合わせた“無理のない・確実に効果の出る”臭気対策を、一緒に組み立てていきます。日本全国対応で、海外もご相談に応じます。

導入製品・サービスについて

臭気アセスメント

臭気アセスメント(工場臭気対策)

お客様の臭気問題を調査から対策まできっちりと確実に導くお手伝いをさせていただきます。

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