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導入事例

SOLUTIONS

飲食店から別フロアのオフィスへの臭気流入調査

  • 臭気成分

    調理臭(カレーのスパイス臭)

  • 発生場所

    都内某ビル 2階オフィス

  • 導入企業

    某デベロッパー様、ビル管理会社様

テナントビルの1階に飲食店(カレー店)があり、そのスパイス臭が2階のオフィスで常時していると苦情発生

 

臭気の流入経路を調べる侵入経路調査を実施し、流入原因を特定しました。

課題

ビルの1階に飲食店があり、その臭気が2階のオフィスで常時していると苦情発生。

そのままでは業務に支障をきたす為、対策を講じたいが、そもそも1階の飲食店臭気がどこから2階のオフィスに入って来ているかが不明な為、どういう対策をしたら良いかわからない

事例ポイント

  • 同じビル内における別フロアへの臭気流入
  • 1F排気口と2Fの給気口は離れている
  • 常に臭気が感じられる
  • 何の臭気なのか、発生源がどこかなのかは明確
  • 臭気の流入経路が不明

流入原因の調査を実施

調査概要

1階飲食店の臭気(空気)がどういう流れで2階に入り込んでいるかを調べる為に【侵入経路調査】を実施しました。
この調査は、特殊な気体(トレースガス)とトレースガスを感知する高感度センサーを用いて行います。
基本的な流れは以下の通りです。今回も、この流れに沿って調査を進めました。

 

<侵入経路調査の流れ>

外壁沿いサッシ隙間からの流入調査

①現場状況と平面図を確認

②臭気が発生している箇所に高感度センサーを設置

③1階飲食店内にトレースガスを噴霧、拡散

④各所の高感度センサーの反応を確認

⑤反応が確認された箇所を中心に携帯型の高感度センサーで流入源を探索

⑥高感度センサーの結果と図面を照合

⑦調査結果と対策方法をご提案

現場状況と図面の確認

今回は臭気の発生源となる場所が1階のカレー店と明確だったため、調査時にはカレー店内での作業が必須でした。そのためお店の営業時間後となる夜間に調査を実施することに。

 

実際に臭気が問題となっている2階オフィス内で臭気を確認しながら、

各フロアの平面図やダクト図を見てどんな経路で流入しうるかを検討しました。

 

図面で打合せ

流入経路を検討(※写真はイメージです)

 

1階の排気口と2階の給気口は離れていることから、

通常よくある給気口からの臭気流入の可能性は、低いことが想定されます。

そのため、まずは給気口からダクトを経由しての流入が起こっているのかを確認することに。

 

同時に、ダクト以外の場所で臭気が流入しうる箇所をピックアップし、各所に高感度センサーを設置。

少しずつ臭気の流入箇所と原因を絞り込んでいく作戦で、調査を開始しました。

 

調査内容/結果

調査の結果、2階オフィスビルの床下外壁面にて高感度センサーの強い反応が確認されました。
この結果から、およその流入箇所と原因を把握することができます。

 

そこで、設置型のセンサーから携帯型の高感度センサーに切り替えて、さらに詳細に調査を実施。

流入の疑いがある場所を1つ1つ丁寧に調査した結果、

界壁部分貫通孔から、1階の臭気が流れこんでいる事を突き止めました。

 

コンセントボックスからの流入調査

↑コンセントボックスからの流入を調査

 

意匠壁の隙間からの流入調査

↑意匠壁の隙間も流入経路の一つ

 

また、建物内の気流の動きを調査したところ、

こちらの調査でも1階より2階の方が負圧という結果が得られ、1階から2階に空気を引き込む状態であった事を確認できました。

 

以上より、1階の飲食店臭気がその気流に乗って2階オフィス内に流入している可能性が高いと結論付け、お客様に口頭および報告書にて詳細をご説明しました。

 

その後の対策

建物構造が原因の臭気問題は解決方法が難しい傾向がありますが、臭気=空気と考えれば、給排気、空調圧のバランスという改善方法を検討することができます。しかし建物内の空気の動きや気圧バランスは様々な要因で変動するため、具体的な対策方法やその効果のほどは実際に試してみるまで分かりません。

 

今回のお客様は苦情発生から1年間ほど、ビル関係会社で色々調べたり、対策を行ってこられたそうですが、何を試しても改善できていなかったため、調査実施により臭気流入の原因がはっきりし、何を改善すれば良いかという解決の糸口が見つかった事は十分な結果でした。

 

その後、空調のバランスを再度検証し、2階に1階からの空気が入り込まないようにする事で改善できる道筋が出来たとご報告をいただきました。

 

まとめ

1階の飲食店から2階のオフィスフロアに調理臭が流入することが問題となっていましたが、「侵入経路調査」の実施により、原因を特定しました。

 

原因は2階が1階より負圧なため、意匠壁などの隙間から1階の臭気を引き込んでいたことでした。

調査結果をもとに、お客様にて空調などで気圧バランスを調整するという対策を講じたことで、無事に問題は解決されました。

 

 

臭気の流入が疑われても、はっきりした根拠がないと対策に踏み切れないというのが実情かと存じます。

対策に乗り出すための最初の一歩として、臭気調査をご活用いただければ幸いです。

気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。


 

日本全国対応、海外もご相談に応じます。

臭気の流入・対策にお悩みの際は、どんなご質問でもお気軽にご相談ください。

 

 

導入製品・サービスについて

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