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納入事例

CASESTUDY

空調機(エアコン)で発生したカビの原因調査と対策事例

空調機(エアコン)で発生したカビの原因調査と対策事例
  • 臭気成分

    カビ臭
    黒カビ

  • 発生場所

    空調機(エアコン)ルーバー

梅雨から夏場にかけてカビのご相談が急増します。今回はビル設備会社より、空調機(エアコン)のルーバーと羽に発生した黒斑点がカビであるか調べてほしいというご相談を受けた事例をご紹介します。原因カビの特定を行い、健康被害の影響度を報告し、再発防止のカビ対策を実施しました。

空調機(エアコン)のカビ対策における課題

空調機にひとたびカビが発生すると、施設側としての責任やオフィス就業環境を整備する必要性から、設備会社や企業側に対策を求められます。空調機に発生するカビは再発の可能性が非常に高いため、利用者との信頼確保やトラブル回避のためには、早目にしっかりと対策を打つことが重要です。空調機のカビ発生おいては主に以下の課題が挙げられます。

 

1.健康被害の可能性

カビは7万種以上あると言われていますが、オフィスや住宅等の建造物で発生するカビはそのうちの約60種類で、種類や量によっては発ガン性物質になったり、アレルギーや感染症を引き起こす可能性があります。

今回のようにエアコンのルーバーや羽根にカビが発生した場合、カビ胞子がそのまま空調機の風にのって室内にまきちらされている可能性があります。空調機で多く発生する「黒カビ」の健康被害として下記のようなものがあります。

 

  1. アレルギー性鼻炎
  2. 呼吸器系疾患
  3. 肺炎
  4. 夏型過敏性肺炎

 

ただでさえ季節の変わり目や寒暖差で体調を崩しやすい梅雨の時期。空調機は正しくメンテナンスをして清潔な状態を保っておくことが必要です。

 

2.ニオイの苦情が発生しやすい

カビのにおいはアンモニアなどの臭気物質に比べて10,000倍薄い濃度でも人間の鼻ではっきりと感じるほどの不快な臭気物質が含まれています。これは人間の危険予知能力のためであり、それだけカビは人類にとって危険であるとDNAに組み込まれているということです。

 

人間の嗅覚が「不快」~「危険」と認知するため、カビ臭はオフィス内でのニオイ苦情で多発する項目であり、一度苦情が発生すると解決が難しいことが多いです。

 

空調機でカビが多く発生する場所は、ドレンパン(結露の発生した水の受け皿)・ファン・風の吹き出し口であるフィンの部分です。多くのカビはまず内部にあるドレンパンから発生し、風と共にファンやフィンにカビを発生させていきます。目視できる部分に発生したカビの対策だけでなく、どこでカビが発生しているかを特定し、根本から解決していくことが重要になります。

 

3.再発防止策を打つのが難しい

内部からのカビが発生している場合は、空調機を解体してカビの発生元から対策をしていく必要があります。エアコンは熱交換器で発生する熱と冷たい冷機で常に湿気が発生する構造になっており、そこから出る結露を完全に防ぐことが非常に難しい構造になっています。また、素人判断で空調機を解体して清掃することは難しく、故障や不具合を起こす原因となりますので、プロへの依頼をお勧めします。

事例ポイント

  • 空調機のルーバーと羽に、カビ様の黒っぽい斑点が発生した
  • 斑点がカビ由来であるかどうか調べてほしい
  • カビの場合、空調機発でカビ胞子がオフィス内にまき散らされてしまう危険性がある
  • 発生カビ種類(菌種): 黒カビ Cladosporium(クラドスポリウム)

ビル執務室内空調機のカビ臭に対して行った調査

今回のビル設備会社様からのご要望が、斑点がカビ由来であるかどうか確認したいということでしたので、カビ由来であるかを確認し、健康被害のリスクレベルを知るためには、カビの種類を特定するカルモアのプロサービスの一つ、「カビ調査・対策・分析」が最適です。今回は「菌種同定試験」を行いました。

菌種同定試験とは

採取したカビ菌の培養を行い、検出された上位5菌種について菌種名の報告を行う試験です。疫学上の知見から、そのカビ菌が人体や部材に対してどのような影響を与えるかについてアドバイスもいたします。

菌種同定試験 手順1:色素部分の採取

菌種同定試験

空調機のルーバーに不着しているし基礎部分を綿棒で採取、培養し、カビであるかどうかを分析します。

菌種同定試験 手順2:採取した検体の培養

空調機のルーバーに不着しているし基礎部分を綿棒で採取、培養し、カビであるかどうかを分析します。

菌種同定試験 結果

培養分析の結果、ルーバーと羽から、Cladosporium(クラドスポリウム)が主に検出されました。これは主に黒カビと総称されるカビの一種です。その為、空調機のルーバーと羽に発生した斑点は、Cladosporium(クラドスポリウム)由来である可能性が高い事が判明しました。

 

Cladosporium(クラドスポリウム)の特徴として、空調機や冷蔵庫等湿度が高い所を好みます。また、喘息等のアレルゲンとしても注意が必要であり、健康被害が出てくる可能性があります。

 

 

 

空調機(エアコン)のその他のカビ対策方法

発生したカビを死滅させることはそれほど難しいことではありませんが、難しいのはカビの再発を防ぎ、効果を持続させることです。

そもそも結露する前提のエアコン構造において持続的に再発を防止するのは非常に難しいことですが、

カルモアでは何年にも渡り数々のフィールドテストを実施し、防カビ効果が持続する手法を開発しました。

 

カルモアでは空気環境対策30年で培った、様々なカビのお悩みへの解決方法をご用意しております。

 

対策方法1:カルモアのプロサービス「カビ除去作業&防カビ施工」

カビが発生してしまった空間やものに対し、カビ除去(除菌)作業と防カビ施工を行い、安心して生活できる空間を取り戻す作業を行っております。カルモアの数々の現場経験から生まれた、空調機の防かび施工用、根こそぎ洗浄剤+強力防かび剤のセット「デオクリーナー」を主に使用しながら、カルモアがカビの発生状況や種類によって最適な対策方法をご提案します。

 

 

導入製品・サービスについて

> カビ除去作業&防カビ作業(カビ調査・対策・分析)

 

住宅の中で発生するカビは60種類ほどあると言われています。

カビそれぞれの特性を把握し最適な方法でカビを徹底除去。その後の防カビ施工まで一気通貫で請け負います。

 

対策方法2:カルモアの業務用空調機用洗浄剤「デオクリーナー」の販売と施工方法の指導

カビの発生源となっていることが多い、熱交換機を清掃することはカビ対策に非常に効果的です。

 

カルモアの業務用空調機洗浄剤「デオクリーナー」を薄めて霧吹き等で吹きかけることで、清掃だけでなく、防カビ対策も可能です。清掃業者様やエアコン業者様への「デオクリーナー」の直接販売と、その効果的な使用方法や施工方法のアドバイスもカルモアでは対応しております。

カビをご自身で対策したいけど、やり方が分からない等のお困りごとがございましたら、カルモアにお気軽にご相談下さい。

 

デオクリーナーはカルモア公式オンラインショップ「カルモアダイレクト」で販売しております。

 

対策方法3:カルモアのプロサービス「臭気調査」

そもそもカビの臭いがどこからするか分からない、空調機以外にも異臭がする等、嫌な臭いにお悩みの場合は、カルモアのプロサービス「臭気調査」がお勧めです。

 

国家資格である臭気判定士を持った専門部隊が臭いの原因から特定まで徹底調査いたします。

 

導入製品・サービスについて

カルモアのプロサービス「臭気調査」

> 臭気調査

 

住宅の中で発生するカビは60種類ほどあると言われています。

カビそれぞれの特性を把握し最適な方法でカビを徹底除去。その後の防カビ施工まで一気通貫で請け負います。

 

まとめ

空調機(エアコン)に多く発生するカビは不快感だけでなく、健康被害も発生させる大きな問題です。

カルモアではカビの原因調査から対策まで幅広くお客様のご要望に合った形で対策することが可能です。

カビの発生や臭いでお困りの際は是非カルモアまでお問い合わせください。空気環境対策のプロが解決に向けてお手伝いいたします。

 

 

担当チーム連絡先

03-5540-5855[ プロサービスチーム ] 受付時間 平日10:00 – 16:00

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