市立 某総合病院における院内感染対策/空間除菌と脱臭

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臭気成分
空中浮遊菌・ウイルス
グルタルアルデヒド臭
過酢酸
汚物臭 -
発生場所
総合病院、内視鏡透視室・検査室
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導入企業
市立 某総合病院
総合病院にて院内感染対策および内視鏡室特有の臭気対策を行うべく、除菌脱臭装置を2週間、試験稼働させ、その確実な除菌効果および脱臭効果を確認したのち、本機を導入致しました。
課題
某県市立の総合病院において、
1.院内感染
2.内視鏡検査室における、殺菌洗浄液由来のグルタルアルデヒド臭・過酢酸の臭気
3.汚物の臭気・患者様の体臭
に対する対策が必要とされました。
上記全てに対する除去技術として酸素クラスター除菌脱臭装置レビオンを選定したところ、お客様より当該施設における実際の除去効果を確認したいとのご要望を得ました。
医療機関であり、一般の外来患者様が往来する場所であることから、除去効果のみならず人体への安全性も重要なポイントとなりました。
事例ポイント
- 院内感染対策を行いたい
- 効果が得られるか不安なため、導入前にテスト確認したい
- 一般外来患者が往来する場所であるため、人体への安全性を考慮したい
- グルタルアルデヒド臭・過酢酸を脱臭したい(内視鏡検査室の殺菌洗浄液より発臭)
- 汚物臭・体臭など複合的な臭気の低減もしたい

施設内でのフィールドテスト
導入前テストのメリット
製品自体の高い除菌効果や脱臭効果データを見ても、「実際にうちで効くのか?」というのがお客様の正直なご懸念点ではないかと思います。
せっかく装置を導入頂いたのに思う様に効果が出ないという結果になってしまっては、お客様だけでなく装置をお売りする私たちも幸せではありません。
弊社では、お客様が効果をご懸念される場合や弊社にとって事例の少ない臭気を対策する場合などにおいて、導入前にデモテストをご提案することが多々あります。
ご担当者の方にとっても、社内での予算や決裁を取得頂くにあたって、間違いのない効果データを客観的な資料として社内共有頂くことが可能となるため、安心してご導入に進んで頂けるというメリットがございます。
テスト方法
本総合病院殿におけるフィールドテストでは、内視鏡検査を実施する5部屋に対し各1台の酸素クラスター除菌脱臭装置を設置し、20日間稼働させて、脱臭効果と除菌効果を確認しました。
テスト機設置図と測定ポイント
※「シルフィード」とはレビオン除菌脱臭装置の設置・据付タイプの商品名称です。
測定内容
テスト機稼働前、稼働1週間後、稼働20日後、のそれぞれにおいて下記の測定を行った。
①脱臭効果測定:複合的な臭気全体の強さを計測する「においセンサーPOLFA」を用いて、空間における臭気の強さを測定。
②除菌効果測定:エアーサンプラー(ロイター遠心サンプラー)により空中浮遊菌をサンプリング、その後、恒温槽にて48 時間培養し、コロニー数を測定。
テスト結果
①脱臭効果測定 結果
様々な臭気成分が混合する場合のニオイの強さを測定するには、においセンサーPOLFAが適しています。
(特定な臭気成分のみが排出されている場合は、化学分析装置により成分濃度を測定します。)
ニオイセンサ―による測定では、テスト機稼働20日後の臭気の強さは、「無臭レベル」~「極微臭(若干臭うが何のにおいかわからない)レベル」にまで低減されました。施設の方からも「すがすがしい空間になった」とのコメントを頂きました。
センサー値 | ニオイの強さ目安 | 脱臭対策 |
~200 | 無臭レベル | 不要 |
~240 | (何のニオイかわからないが)わずかに感知するレベル | 不要 |
~270 | 何のニオイかわかる弱いニオイのレベル | 検討 |
~300 | 苦情が出始めるレベル | 必要 |
②除菌効果測定 結果
稼働20日後には、菌コロニー数は75%の減少結果を得ました。
テスト結果を報告書で提出
フィールドテストの詳細な測定値を報告書にまとめ、提出いたしました。
見えないニオイや菌を数値で「視覚化」することにより、お客様社内での状況共有もしやすくなり、本導入のご決裁を頂きました。
実機の導入
良好なフィールドテスト結果を受け、そのまま装置を導入させて頂くこととなりました。
レビオン除菌脱臭装置には、100V電源のみの簡単な設置工事で導入できる商品もございますので、簡易に対策を行いたい方、今すぐに装置導入を行いたい方、既設物件などにおススメです。
院内全施設における除菌脱臭対策をご検討される場合には、空調ダクト埋め込みタイプもございます。
脱臭・院内感染対策で、地域により愛される医療機関へ。。。弊社がお力添えさせて頂きます。
日本全国対応しております。